襟を立てた少年

生きるのが楽しくて楽しくて仕方がない人へ

シェアハウスにゴキブリが出て住人総出になった話

 

今さっきのはなし。

 

リビングが死ぬほど騒がしい

「ギエエエエエエエーーーーーーーー!!」

「やばいやばいやばい!!!」

バンバン!バンバン!

「やばいやばい!!!!」ぎゃはははは!!

 

共有リビングがすげえうるさかった。22時。

酔っ払いで騒いでるのか...勉強してるのに〜勘弁してくれ...。

 

 

うちのシェアハウスは3階建てで、1階玄関入ってすぐに共有リビングがある。

そのリビングから一番近い101号室。そこに僕は住んでいる。

ここを選んだのは一番家賃が安かったのと、引っ越しの時に階段を登りたくないという横着精神でこの部屋を選んだ。とにかくこの部屋はリビングの声のちょっとした声でも全部聞こえる。それでいて騒がれると結構うるさいのだ。

 

コッカローチ出現

 

ただ今回の騒ぎは尋常じゃないなぁと思っていると「コッカローチ!」という声が聞こえてきて得心した。ゴキブリが共有リビングに出現したのだ。

あー。そういえば昨日玄関前の下駄箱で見たわ。

あいつがシェアハウスに侵入してきたのか。前のシェアハウスでは1日にゴキブリを5回見るようなところだったのでその時は普通にスルーしてしまったのだ。(殺せるとは言ってない)(そういう意味では僕が侵入を許したとも言えるが黙っておいた)

 

 

スリッパを履いて部屋から出てみるとリビングがめちゃくちゃになっている。

夫婦喧嘩でものが飛び交った後みたいな。とにかく隙間に入ろうとするゴキブリをあぶり出すためにテレビをどかし、ソファーをどかし、ゲーム機をひっくり返し....。そのうちこんな風になったのだろう。

 

シェアハウスの住人4人が出てきてダンスでも踊ってるみたいにわたわたしている。

うち1人、中東っぽい唯一の外国人イーサン(仮名)はそんな風にわたわたしている日本人を不思議そうに見ている。「コッカローチ」でも意味がわからないらしい。

 

「コッカローチ?」

「イエスエス!」

「ワッツ..??See me photo」

「フォト?!やだよ!」

「See!!」

住人が渋々スマホでゴキブリを検索してイーサンに見せる。

 

「....虫ジャン」

「虫だよ!日本人はこれが一番 嫌 い なの!!」

「ハハハ why???」

 

そんなことをしているうちにゴキブリは必死にリビングを這い回り住人を翻弄している。僕も含めて5人が一匹のゴキブリのためにダンスを踊っているのは我ながらオモロイ光景だった。

 

 

殺そう

 

結局ゴキブリは造花オブジェみたいなのの隙間に入ってしまい殺傷が困難になってしまった。さっきから殺虫剤を振りまいているのだが一向に死ぬ気配がない。そして日本人4人の役に立たなさよ。

そのうちイーサンが「燃やそう」と言い出して、造花オブジェを掴んで玄関から外に出た。すごいな。燃やすんだ。捻挫した時に「冷やそう」くらいのテンションで言われたからお兄さんびっくりしちゃったよ。一緒に出てくる住人たち。ちなみにこの住人たち、普段はお互い全然話さない人たちで僕自身彼らの名前を全然知らない。

イーサンは100円ライターを取り出して火をつけ、それに殺虫剤を吹き付ける形で火炎放射器を作り、躊躇なく造花を焼き払った。

 

漫画のようなボウッという音と共に割とすごい炎が造花に降りかかった。

うわああれあんななっちゃうんだ。すげえな。僕も今後暴漢に襲われたとして、その時にライターと殺虫剤を持っていたら火炎放射器で対抗しよう。

そしてゴキブリは燃えて死んだ。「虫タイプは炎タイプに弱い」というポケモンの大原則が頭をかすめる。あれは本当だったんだな。そしてゴキブリが焼死するの初めて見た。っていうか虫を見て「燃やそう」っていうやつ初めて見た。

 

殺した

 

玄関で焼死したゴキブリを取り囲んでみんなで談笑する。

その時の話だとイーサンが虫を焼死させたのは単純に「そっちの方がオモロイから」だそうだが、とにかくここの住人は極端にゴキブリが苦手だということと、イーサンは虫を燃やせるということがわかった。

 

ほどなくしてみんな各々の部屋に帰って行った。

僕も101号室に帰った。またゴキブリが出たら総出で、なんとか頑張ろうじゃないか。そんなことを考えながら。

 

 

 

おしまい

 

便座のふたを閉めよ

 

今日は短いお話。

 

先だって家族でトイレの便座についての話になった。

「トイレの便座を上げたまま立ち去るのは道義的に間違っている」という全体の意見はまとまっていた。便座を上げた状態に気づかずに腰を下ろしてしまいヒヤリとするような経験は誰にでもあるだろう。

 

ちなみに僕は小便であろうと座ってないと落ち着いて事を出来ない人間なので(そのくせ野外の立ちションはする)便座を上げることがない。

 あと初めて付き合った女の子にある時「彼女の実家に行ったらな、便座だけは下げとかなアカン。あれでやらかすと家族のイメージは最悪や」と言われたことがあるので常にそれだけは注意するようにしているのだ。

 

 

ところで

僕が非常に印象深かったのは妹が言った「私はふたも閉める」という一言だった。

ふた...?あぁ確かにあるな。ふた。っていうかお前だったのか。あれ。

 

 

 

「でもふた閉じちゃったら男性でも女性でも毎回それを開けないといけないじゃん。なんでふたを閉めるの?」と自室の引き出しとか開けっ放しだったりするだらしのない兄が質問すると妹は当然のように

 

 

 

「ふたがついてるからだ。」

 

と答えたのだった。

正直ぐうの音も出なかった。

 

 

ふたがついてるから閉めるのか。

そうか...引き出しは閉じるものだから閉じていて、本は本棚にあったから戻すのだ。それは「ちょっと使うだけだから」とか「どうせまた開けるから」とか「この方が便利だから」といういかにもそれっぽい見せかけの合理性とは全くかけ離れた倫理観だった。

すごく感動した。

 

 

 

 

そういえば「鋼の錬金術師」に出てくる

真理の扉はちゃんと普段は閉じてるな。

 

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国立西洋美術館にあるロダン地獄の門も閉じてるな

 

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閉めることが出来ても普段から空いてるのは天国の門くらいのものか...。

「天国への扉はいつでも空いています」みたいな。

 

 

 

今日はこの辺で。

おしまい

【ベトナムバックパック5日目】歓楽街

 

歓楽街、最後の夜

 

5日目といいつつ前日夜の話を。

 

最後の晩餐、と僕は呼ぶのだけれど、旅行最後の夜は

静かなところでちょっと良いものを食べて旅行を振り返る。

 

持っているお金も国外ではほとんど価値がない貨幣なので持ち帰っても仕方がなく、まあ言ってしまえば「ぱーっ」と使えるお金なのである。これを使って最後の晩餐にするとしよう。手持ちを見れば残り200000ドンがある。日本円で1000円。

 

22:00。財布だけ持って街へ繰り出す。バックパッカー街に泊まっているとはいえ、

道を一本出ればそこはもう歓楽街の形相であった。

 

 

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色とりどりのネオン、出店、屋台、フォーの湯気、ベトナム人の怒鳴り声、

サングラスや扇子や煙草を売り歩く老婆、路上で血を吐いて死んでいるネズミ、

けたたましいバイク。

 

 

僕は適当なお店に入ってタイガービールを注文する。若い女の子が笑顔でビールを持ってきてくれた。僕はカームオン、と礼を言ってビールを飲んだ。

 

 

それからぼんやりと長いようで短い旅行を想った。

考えればバックパックなんて豪語しているが、実質5日間しかベトナムにいないのだ。1週間前は普通に日本にいたし、明日には成田空港についている。日本で暮らしている家族からすれば先週の日曜日も僕はいるし、次の日曜日も家にいる。ほんとうに海外に行ったのか?というくらいの期間に過ぎない。アメリカを縦断したときはさすがに14日間だったけど...あれもあれで長いようで短かった。とにかく海外に出ると時間の感じ方が違うから、浦島太郎効果だな。

 

海外にいると何もかもが新鮮で新しいことばかり起こるので1日がやたら長く感じられるのだ。おまけにたえず移動しているものだから慣れることもなく、僕はこの5日間が1か月ほどに感じられた。

 

 

 

 

女の子

 

とそんなことを考えていると、先ほどビールを持ってきてくれた若い女の子(18歳くらい?)がまたやってきて僕の席の机を挟んで向かいに座った。無精ひげを生やして手ぶらで、目を細めて感慨深くビールを飲んでいるアジア人が珍しかったのか(キモかったのかもしれない)フレンドリーにあれこれ質問してきた。

どこから来たの?

名前はなんていうの?

どのくらい旅行したの?

どこが好きだった?

サイゴンはどう?

仕事は何してるの?

次はいつベトナムに来てくれるの?

 

 

 

 

僕は機嫌よくそれに応え、たどたどしい英語を話す女の子との会話を楽しんだ。

こうやって英語であれこれ話す機会もまたしばらくなくなるのかなぁ、などと考えながら。

 

 

 

 

今どのあたりに泊まってるの?

ワンルーム?(いやドミトリーだよ)

ガールフレンドはいる?

 

今夜わたしを買わない?

 

思わず彼女のほうをまじまじと見ると彼女はにこにこと笑っている。

 

確かに、段々怪しい感じの質問になってるなぁとは思ったが、

最後の言葉で「ああ」と思った。彼女の会話は雑談ではなく、営業だったのだ。

彼女はこのレストランのスタッフをやりながら、夜の営業活動を兼任していたのだ。

 

 

僕はなんとか精一杯微笑んで、「今日は最後の旅の夜で、もうお金は全然ないんだ。ごめんよ。」と言った。彼女は「そっかぁ、、残念」みたいなことを言って席を立った。

それから彼女は一度も僕に話しかけなかったし、そばに来ることもなかった。

 

売春婦

 

僕はビールを一口飲んでもう一度ネオン街を見渡してみた。

すると、大胆に足を露出させたり、エロい恰好をしている女の子がそこかしこにいるのが見て取れた。そういう目でみるとすごい数だ。上野の鳩くらいいる。いやそんなにはいないか。

 

 

 

しばらく観察していると売春婦は観光客に違いない欧米人をみつけると笑顔であれこれ話しかけ、それを断ると観光客を腕をつかみ、それでも行こうとすると駄々をこねる子供の用に腕をめちゃくちゃ引っ張って呼び込んでいた。うわぁ。あれ日本でやったら歩行者妨害か何かで罰金ものだぞ。っていうか、それ以前にあれやられたくないなぁ。怖すぎる。

 

 

 

 

 

 

そういうのを眺めているうちに僕はすごくナーバスになってしまい、

結局ごちそうを食べないまま店をあとにした。ビールは40000ドン(200円)だった。

 

 

売春婦という職業があるというのはわかっていたし、フィリピンとかベトナムとかタイとか、女の子は結構かわいいので日本人はそのために東南アジアに行く人も多く、あとは出張ついでにちょっと羽を伸ばしちゃおうかな!みたいな人が多いというのも知っていた。

 

そういえば一個前の記事に出てきた日本人バックパッカーの"果実王"も、会社の出張でシンガポールに行ったときに同僚たちが目の色を変えて歓楽街に飛び出していったといって笑っていった。果実王は「おれは興味なくて。なんか外国人っていう時点でその気にならないし。」と言って肩をすくめた。今さら僕はまた一つ果実王を好きになった。

 

 

あの女の子がいくらだったのか知る由もないが、ビールが売っていて、フォーが売っていて、女の子が売っているのだ。それは当たり前のことで、女の子はおそらくは自分の意志でお小遣い稼ぎなのか、生活の糧なのかはわからないけれど、自分の「若さ」みたいなものに自ら値札をつけていたのだ。

まあ、あの女の子はiPhoneを握りしめていてツイッターとかやっていたから生活に困窮して最終手段として身売りしている感じではなかった....。

 

僕は僕の文化圏にそういう売春みたいなものがなかったので、ビールやフォーのように平気で人に値がつくような場所に対して違和感を感じたし、ビールを買うように女の子を買うことに抵抗があった。

僕が楽しげに話していた女の子には値札がついていたのだ。それが何とも、哀しかった。それは世の憂いでもなければ女の子への憐みでもなく、僕から見た景色と彼女から見えているであろう景色の差分への純粋な驚きだった。「こんなにも僕たちが見ている価値観は違うのか」ということに驚き、哀しくなったのだと今では思う。

 

 

そのあと僕はとぼとぼとドミトリーに戻った。

ドミトリーは僕のほかに台湾の女の子がバックパックできていた。

やたらハスキーな声の子で、僕が日本出身だと言うと「オーゥ」と低い声で言った。低い"ラ"の音に近いなと僕は思った。

 

僕は気が高ぶっていたので台湾人にさっきあったことの顛末を洗いざらい話した。台湾人は「ハハハッ」と笑いながら話を聞いてくれた。「このへんはどこもそうでしょうよ。ここだけじゃなくて東南アジアだったらそういう街なんだからさ」と台湾人がいう。どうやらこの程度のことで大騒ぎしている僕が面白いみたいだった。まあ確かにそういうことなんだろう。

 

 

 

 

ドイツ人

 

それからしばらく紙の手帳に今回あったことを仔細書きつけ、

ようやく落ち着いてきたのでドミトリーの入り口まで降りて行って、玄関で缶ビールを飲むことにした。すると先客がいて、入り口の長いベンチに体が大きめのひげ面の男性が煙草を吸いながらケータイをいじっている。見た感じドイツ人だなと思った。

 

黙ってその隣に座ってビールを飲んだ。

どうせ暇なんだし話しかけようと思ってハローと声をかける。

するとドイツ人はフレンドリーと警戒心を含んだ笑顔でハイ、と返してくれた。

彼にはおそらく僕がベトナム人の客引きに見えているのだろう。欧米人にはアジア人の見分けはつかない。

 

旅行者ですか?

ああそうですよ

僕も旅行者です!どちらから来たんですか?

僕はドイツ人です。あなたは?

僕は日本人です。ドイツ人なんですね!初めまして(ドイツ語)

おぉすごい、ドイツ語だ!きれいな発音だね(ドイツ人が笑顔になる)

 

それから二人でいろんなことを話した。さっきの売春婦のこと、これまでの旅のこと。

北ベトナムでは15歳くらいの女の子が他人の指図で嫁ぐのが当たり前であること。

ドイツ人の彼女が東京に住んでいて、明日バンコク経由で日本へ行くこと。ドイツの教育のこと、仕事のこと。旅行英語のこと.....。

 

話し出せばきりがない。というか、相手が気を遣ってくれればここまで会話ができるものなのかと驚いた。本当に楽しいおしゃべりができた。夜が更けると、ドイツ人は「じゃあ僕は明日早いからこのへんで。」といって席を立った。

「「auf wiedersehen!」」(さようなら)

 

僕たちは名前を名乗らず、facebookの交換もせずに別れた。

連絡先を交換するのは、それもいいかもしれないけど何だか野暮ったい気がする。

みんなが旅をしていて、偶然居合わせてすれ違って、また別れてそれぞれ進んでいくのだ。そういうのが潔くて、粋だと思う。

 

 

 

 

帰還(おまけ)

 

ほどなくして僕もドミトリーに戻ってベッドに戻り、眠った。

 

ここからようやく5日目なのだが、ここからは大した話じゃない。

朝出て行って、23/9 park bus terminalからエアポート行きのバスに乗り、空港でチェックインをして荷物検査をして、飛行機に乗って成田に着いた。

朝8時にはサイゴンにいたのに、夕方17時には日本にいるのが本当に不思議な感触だった。

 

 

 

 

成田からバスで東京駅へ行き、そこから電車で家に帰った。

東京駅ではけっこう僕は浮いていた。何しろ5日間同じ服を着ていたせいでサイゴン排気ガスフーコック島の砂と飛び散った果実の汁がむちゃくちゃについていたからだ。

 

東京駅で吉野家の牛丼を食べた。

ベトナムで言うと98000ドンで、「高ぇ.....」と思わずつぶやいたのだった。

 

 

 

 

 

おしまい

 

 

 

 

 

 

 

【ベトナムバックパック4日目】日本人バックパッカーと遭遇

 

朝、フーコック島のバンガローで目覚める。

ほんと、ジェイソン・ステイサムが映画の冒頭で過ごしてそうな場所だ。(大抵その後そこは戦場になる)

テラスに出ると南国の風が感じられる。

でも飛行機を朝の便で取ってしまっているので、もう行かなくては。

 

行きはvietjetで帰りはVietnam Airlinesと違う会社の国内線を利用してフーコック島ホーチミンシティを往復したが、サービスも飛行機も全然変わりはなかった。まあ当たり前か。JALANAも僕にとっては変わりないしこだわりがないものな。

 

 

それからサイゴンに戻って、ドミトリーに荷下ろししてから

近所のフォーの店でフォーを食べた。

 

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Google マップ

 

そう思ったらその店はgoogle mapでも取り上げられていて、

結構有名な店だったみたいだ。10歳くらいの子供が楽しそうに働いていて

外国人である僕を珍しそうに見ている。

 

 

 

 

 

 

 

そうしてフォーをむしゃむしゃ食べていると向こうの方からアジア人が

若干キョロキョロしながら歩いている。

 

 

あーやっぱり観光客って速攻バレるんだよなぁ。

 

こうやって他人を見るとほんとわかっちゃうんだよな。こっちの人間は建物を見上げたり絶対しないもんな。なんて観光客を眺めていると、どうも日本人っぽい。

 

 

 

どこがどうってわけじゃないんだけど、韓国人でも中国人でもない。

箸を持ったまま「日本人の方ですかー?」と声をかけて見ると

彼は「おおー!」と声をあげて笑顔になった。話を聞けば彼もサラリーマンで休暇を使ってバックパックをしているらしい。歳は僕の7つ上だったが外国で日本人同士出会えたのが嬉しく、お互い崩れた感じでフレンドリーに色々なことを話した。

 

 

それから彼も腰をおろしてフォーを食べた。

ベトナム歴は僕の方が2日ほど先輩だったが、アジアのバックパックでは彼の方がずっと先輩だった。何せ、そもそも彼はKuala Lumpurから国境を超えてこちらまできているのだ。国境を超えるバックパッカーにはまだまだ頭が上がらない。

 

 

 

 

 

 

それから二人でたくさんおしゃべりしながらサイゴンの街をまわる。ベンタインマーケットを一緒に回った。僕なんてたかだか4日間日本語を使わなかっただけなのに、日本語を使えるのが久しぶりに思えて、話すだけでそれが嬉しいという具合だった。

 

 

面白かったのは彼が東南アジアを旅行する理由だったが、彼は果物が大好きで、東南アジアの果物を楽しむために旅行しているようなものだと行って笑った。

確かに、彼は果物に関してむちゃくちゃ詳しかった。以降彼を"果実王"と呼ぶことにする。どのくらい果物が好きなのかというと、マンゴーを食べすぎたせいでマンゴーアレルギーになったくらいだと。マンゴーが皮膚に触れるだけで湿疹が出てしまうのだそうだ。「えっ、てことは今果実王さんにマンゴーを投げつけたらそこから発生するってことですか?」「うんwそうだねw」

 

 

果実王がベンタインマーケットの果物を片っ端から指差して名前をあげていくのだけれど、知らない果物の名前がどんどん出てきて驚く。ベトナムにはこんなに、日本に並びすらしない果物があるのか。

 

僕は東南アジア特有の果物なんてドラゴンフルーツ、ライチ、パパイヤ、ドリアンくらいしか知らなかった。

 

 

 

 

moodforaday.in

 

 

もうランブータンなんて見ただけでちょっと引いたもんな。

見た目が邪悪すぎて。

 

 

東南アジアに来たのにフルーツを堪能しないなんて本当に勿体無いよ!と果実王が力説するので、その辺の八百屋でマンゴスチンを買ってその場で剥いて食べる。

手が真っ赤になってベタベタになるのも気にせず、中の白い果肉を全部頬張って食べる。う、うまい!

特有の果実なので形容し難いが、ベリー的な味でありながら非常にさっぱりしていて、ジュースのような爽やかさがある。

 

 

果実王が「シャツについたらそれ絶対落ちないよ」と言って笑いながらウェットティッシュを出してくれた。今から思えば彼はウェットティッシュを常にポケットに忍ばせて歩いているのであった。どんだけ果物好きなんだ...。

 

 

それから果実王が「ドリアン食べたいな」と言い出した。

聞けば無類のドリアン好きらしい。本当に匂いが独特で、ドリアンの持ち込みを断るホテルや飛行機も多いらしい。日本で流通してないのは売っても誰も買わないから.....。

好き嫌いが大きく別れるフルーツだが、日本では圧倒的に嫌いな人が多く、好きな人は非常に珍しいのだそうだ。

 

 

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もう見た目がキモいもんな.....。

市場で「これがドリアンだよ」と言われて覗き込むと

トゲトゲしたでかい果実が。あーこれバイクで大量に運んでるの何度も見たわ。

それにしても臭いな..。臭い....。

 

なんていうんだろう、生ゴミみたいな匂いがする。

僕が街角で「あーこの辺臭いなー生ゴミだろうなー」と思ってたところには必ず八百屋があった。こいつだったのか...まじ臭え...。

市場で適当にパックされたドリアンを購入する。

 

120000ドン(600円)なり。明らかに観光客の足元を見たぼったくりだったが、果実王が「多分全部俺が食べることになるから」と言って100000ドン出してくれた。

恐る恐るかじるようにして端を食べる。あゝこれは...クリームチーズのような...。厳しいなぁこれ....。アボガドと同じで醤油とかつけちゃうレベルのものなんじゃないかな...。結局2口食べて果実王によこす。

 

果実王はそれをうまそうににむしゃむしゃ食べて種をぷっとゴミ箱に捨てた。

恐ろしい手際だった。果実王のぶんのドリアン

 

 

それからマーケットを回って、別れた。

「それじゃあ、また、どこかで!」

 

 

 

思えば、お互い名前も名乗らなかった。

 

 

 

でも、名前を名乗っても意味はないのだ。

Facebookで繋がっても、そういうことじゃないのだ。まだうまく言えないのだけれど、旅で出会ったものを無理やり繋いで置くことに価値なんてなくて、むしろ僕たちがサイゴンで出会うことができたことを僕はあえてサイゴンに置いておきたいと思ったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

【ベトナムバックパック3日目】フーコック島

 

6時に目が覚めた。

ああ寝れたのか俺.....!!よかったぁ..。

 

 

 

 

 

 

冷房がないこんな部屋でも眠れるものだなと我ながら感心する。

外は晴れているみたいでキラキラした日光が外から差し込んできている。

 

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どれどれと外に出る。昨日は夜チェックインしたので景色が全然わからなかったので改めて見るとこういうところに泊まっていたのだとわかる。自分が眠ろうとしていたハンモックはこんな感じ。

 

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あ犬だ

 

 

 

 

 

 

おいでーチッチッチッ

 

 

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普通に来た。フーコック島は野良猫もいるが野良犬がとても多い。

島民に愛されているのかは皆目見当つかないが、野たれ死んでいるのは見なかったのでみんなで餌をやっているのかもしれない。

 犬を撫でる。すまんな。餌はないんだ。おれが欲しいくらいなんだよね。

君は資本主義と社会主義どっちが好きだい?と話しかけるとどこかへ行ってしまった。

 

そうだ、ここは徒歩1分でビーチなのだと思い出して出発する。

 

 

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おおー!

ベトナム旅行初めての海にテンションが上がる。ビーチは誰もいなくて、ここまで誰もいないと世界で自分以外が滅んでしまったような気持ちになる。が、実際には滅んでいないのである。朝会社のメールを確認したらあれこれ案件が動いていて大変そうだった。うち1つについては休んでるって言ってるのに寸法が欲しいという連絡があって、サイゴンで使ってたマスクにサインペンで図面を書いてメールで送った。

 

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しばらく椅子に座ってビーチを眺めているとどこからともなくハイテンションのお兄さんが現れた。

ハローハロー!と話しかけてくる。物売りでもタクシー屋でもないベトナム人から話しかけられたのは初めてだったので警戒を解いて普通に応対する。以降英語。

 

ハロー

旅行かい?

そうだよ

どこから来た。何人?

何人だと思う?

うーん。日本人

正解!よくわかったね。

いやあわかるよ

君はこの島に住んでるの?

そうだよ。あっちのレストランで働いてる。君は仕事は?

デザイナーだよ。

ふうん。

 

みたいな会話だった。

通り一遍話を聞くと飽きてしまったらしくそのままどこかへ言ってしまった。

僕も行くか。朝ごはんを食べに。

 

 

800円の安宿に朝食サービスはない。

ビーチとは逆の方へ歩いて行くと大通りに出る。

昨日歩き続けた、バイクがめっちゃ走ってる悪路だ。

 

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あちこち工事していて、また綺麗なホテルをまさに建てている途中みたいなところもあったからまだまだ発展途中なのかもしれない。確かベトナム政府が2015年までに120万人の観光客をフーコック島に誘致すると言っていたプランがあったはずだが、若干予定がずれ込んでいるのかもしれない。

 

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なんていうか、こういう電柱とか、建設現場とか、売店で退屈そうにしている現地の子供とかを見るのが好きなんだよな。

 

 

 

バックパックしても観光名所とかあげく特産品も興味なくて、周りからはじゃあ旅行に行く意味ないじゃんって揶揄されたりするんだけど、僕は近くのスーパーマーケットを見て回ったり、道端で老人同士がチェスみたいな将棋みたいなゲームをしているのを覗くのが好きなのだ。そのために海外に繰り出していると言ってもいい。僕は、その国の生活を見たい。住人の目線の文化を知りたいのだ。

 

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ちょっと歩くと他のベトナム人が朝食をとっている店があったのでそこにする。

気取った綺麗な店に入るのはちょっと違う気がするし、誰も入ってない店で食事をする勇気もない。

日本のスーパーの特売品コーナーにいるような小太りのおばさんが出て来てメニューをくれる。

どれどれと開いて見るがベトナム語しか書いておらず、写真もない。どうしたものか。

俺どうしたらいいんでしょうねみたいなことをおばさんに言うとウェットオアドライ?ときかれる。

いい質問ですね。ウェットだとフォーみつぃなスープ系が出て来て、ドライだとライス系が出てくるわけだ。まだライス系を食べてないのでドライを頼む。オーケーといっておばさんが厨房に入る。厨房と言っても目の前のちょっと土間みたいになってるところなので何やってるか丸見えなんですけどね。

 

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見ると女の子が店の手伝いをしている。12歳くらいに見える。

食器を洗ったり店のレシートを整理したり、なかなかよく働いている。考えて見るとサイゴンでも子供はよく働いていた。不当に働かされているようなのは見たことがなくて、自分の家を手伝っている感じだった。子供の方がよく英語ができて助かる。親が熱心に英語を学ばせているのかもしれない。

 

机の上にハエがたくさん止まっている。ふうっと息を吹き付けて追い払う。

そのうち朝食がやって来た。あ、コーラもください。と言うと缶コーラにストローをつけて出してくれた。こっちではコーラが50円くらい。

 

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朝食はこんな感じ。チャーハンに近い。

コメがすごくドライでパサパサしている。結構うまい。

 

 

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見るからに辛そうな奴が付いてくる。

ちょっと箸でつまんで食べて見たら死ぬほど辛かった。

 

 

 

 

朝食を食べてから無人ドミトリーに戻る。

こっちではチェックアウトは12:00と決まっている。午前中までに腰を据えて今日の宿を探さなければならない。フーコック島に2泊する時点でこの宿を2泊分予約しておくことも無論できたがそれをすると今回みたいによくない宿だった場合に取り返しがつかない。

 

トリップアドバイザー(世界中の旅行者の必須アプリ)で宿を絞って検索する。

今回の宿を取るときは1000円以内の宿で検索して見たが今回は3000円以内で...。

 

するとプール付きの個室でビーチから遠くないホテルを発見した。

2800円。くーー個人的には高いが昨晩あまりにもしんどかったしここにしよう!

 

 

それから無人ドミトリーを出て次のホテルへ徒歩で移動する。2.3kmだから歩けば着くだろう。

受付でパスポートを返してもらう。受付嬢は美人で親切なんだよなぁ。立地が悪いだけなのかなぁ。あでも昨日書き忘れてたけどここのドミトリー、窓が閉まらない上に網戸がなくて、おまけにドミトリーの玄関の鍵も壊れてて鍵が開いたまま寝たんだった。

やっぱだめだここ!トリップアドバイザーで低評価にしておこう。

 

 

 初日と2日目で両方アンダー1000円の宿に泊まっていたので3000円級のホテルがどれほどのものなのかかなり楽しみだった。ホテルについて受付をする。受付の背壁には時計が3つついていて、モスクワ、ロンドン、ニューヨークの時間が示されていた。

 

 

 

 

 

アイハブリザベーションと言うとスタッフがかしこまりました、少々お待ちくださいと言って若干焦った様子で紙をあさり始める。そりゃそうだよ...予約したの2時間前だもん.....ごめんよ。

 

 

 

結局スタッフがパソコンで僕の予約を発見してこと無きを得る。それから部屋に案内してもらう。

部屋のドアの前で待たされる。しばらくすると部屋から別の清掃員らしき男が出てくる。額に汗をかいている。ひょっとしたら僕が急に当日予約を入れたことによって速攻で部屋を準備したのかもしれない。申し訳ねえ!

 

 

 

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部屋はむちゃくちゃ広かった。

ベッドには綺麗に丸められたタオルとその上には花が添えられており、壁には24インチのテレビがついていた。クーラーがよく効いていて体から出た汗がみるみるうちに乾いていく。トイレとシャワーの別室を覗くと高級ホテルみたいに石の張り合わせになっていて非常に清潔だった。2800円すげえ....と思わずつぶやく。

 

部屋を案内してくれた男性スタッフが日本から来たんですか?と英語で聞いてくる。

そうですと答えると彼は日本語勉強してるんですよと英語で言った後に日本語で『ちょっとだけですけど』と言った。その発音があまりに綺麗だったので本当に驚いて思わず日本語で大絶賛してしまった。

彼ははにかんで笑ったのみで、あとは全部英語だった。彼が本気を出した時にどれだけの日本語力を発揮するのかは謎だったが、あのときの『ちょっとだけですけど』はネイティブレベルで電話口でも日本人だと思うほどだと思った。

 

テラスからの眺めもいいですよと言われてテラスに出ると中央にプールが見える。

 

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うおお.....まじか...。すごすぎる。

ここから快適に部屋でくつろいだ。

 

 

 

それからまた店をあれこれ冷やかしたりビーチをずっと散策したり。

ビーチは20kmあるから歩いても延々と歩き続けられる。

 

 

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次第に日が暮れてきた。

ここでは夕焼けから日が落ちるまでがやたら早く感じられる。昨日も燃えるような夕焼けを一瞬見たがとにかくホテルを探すのに必死で全然見れなかったのだ。ビーチについてからは完全に夜になってたしね。

 

 

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夕焼けが始まった。

この写真すごいベトナムって感じがする。フィリピンでもマレーシアでもなくベトナム

熱気とバイクの国だ。

 

 

 

そして空がゆっくりと橙色に染まっていったとき、僕はその美しさに思わず息を飲んだー。

 

 

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ぽっかりと浮かぶ雲に夕焼けが覆いかぶさって、さらに漏れる光が海を照らした。

ジグゾーパズルみたいな景色だった。

 

 

僕は何も言わずにビーチに立ち尽くして、ずっとずっとそれを眺めていた。

こんな景色、日本でも特定のポイントに行けば見れるものなのかもしれない。海と太陽があれば簡単に作れる景色なのかもしれない。

 

それでもこの景色はすごく、自分で手に入れた感触がした。

この光をここから見ているのは僕1人で、僕は飛行機とバイクとタクシーと徒歩を使って、自分で決めて、自分で選んで、自力でここまできたのだ。それがすごく誇らしく、達成感と満足感があり、とにかく嬉しかった。

 

 

ここまできて良かった、と思った。

 

 

 

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【ベトナムバックパック2日目②】フーコック島へ

 

 

空港からちょっと歩いたところでそうしてぐずぐずしていると

ブルーの制服を来たオッチャンが話しかけて来た。バイクバイク、と話しかけてくる。

 

 

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ちなみにこんなところでぐずぐずしてました。 

 

 

バイクか....タクシーより安そうだな。

いくらだと聞くとにゃむにゃむと返す。このやり取りはもう慣れました。それからオッチャンがスマホジェスチャーをしてくる。

僕はスマホを取り出して目的地への地図を表示させてオッチャンに寄越した。

 

 

 

 

 

 

 

オッチャンはしばらくそれを眺めてから「あーここは、、、この辺はわからない、、でもない、、、かも?」みたいな雰囲気だ。なんでわかんないのよーーーしかも結構一本道だぞこの地図ーー!

 

 

 

 

 

「でもこの辺りでいいってことやろ。大丈夫大丈夫」みたいなことを頷きながら僕を促す。

とにかく値段次第である。するとオッチャンはスマホを取り出して電卓アプリを起動する。

待ち受けは3歳くらいの子供だった。ああ子供のために頑張ってるんだなぁと勝手に解釈する。以降彼をトッツァンと呼ぶことにする。ほどなくしてトッツァンが電卓を見せる。60000ドンだという。300円かぁ。高い気がするなぁ。ただこいつを断るとタクシー確定なんだよなぁ。

 

 

 

 

 

オーケー、ただそれ以上は絶対に出さないからね。ノーチップ、オーケー?と念押しする。

 

トッツァンがバイクのところに案内しながら

ユードライブ?ときいてくる?ホァ?これレンタルバイクなの?

そうきくとにゃむにゃむ言う。わかんないなー。

 

 

 

アイドライブ?ユー!プリーズユードライブ!

と必死に話すと「いや俺が運転するのは当たり前だろ」という顔をしてイエスという。

どうやら僕にバイク経験があったのかを聞きたかったらしい。

 

バイクの駐輪所に着く。

 

 

 

 

 

すると別のオッチャンがいて、彼にもう一度スマホを見せろといってくる。

 

 

 

 

お前が運転するんちゃうんかい!

 

 

 

 

 

で結局スマホを見せて道順を説明する。

トッツァンが「大丈夫大丈夫、ほらいつもの道をぐーーーっといって曲がってひょいだよ。簡単だから言ってこい」 みたいなことを別のオッチャンにベトナム語で話している、ような気がする。

 

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別のオッチャン(以降オヤジと呼ぶ)もスマホを取り出して道順を確認する。

待ち受けはベトナム水着ギャルだった。なんやねん!別にいいけど!

 

3人でスマホを持ってやり取りしててなんか新歓後の居酒屋前の大学生みたいな気分だ。どうして僕はベトナムの辺境で見知らぬベトナム人おっさんとこんなことをしているのだろう?とだんだん笑えて来た。こうなったらバイクで行くしかないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

オヤジがまあ頑張るだけ頑張ってみますよ。みたいなことをトッツァンに話した。ような気がする。

オヤジがヘルメットを僕によこす。僕はそれをかぶる。オヤジもかぶる。

 

オヤジがホンダのバイクにまたがる。僕は後ろに乗り、慣れないながら足をかけるところにかける。ちなみに僕は生まれてからバイクというものに乗ったことがない。

どこにつかまればいいのかわからず、肩につかまっていいですか?といってから肩につかまる。しかし英語は通じまい。

 

それからバイク発進。あーーーーけっこう怖いなーー。

そんないスピード出さなくてもいいからねってベトナム語でなんていうんだろうな。

そもそもこのスピードでは肩から手を離せないので道順の確認ができない。

 

サイゴンに比べれば可愛いものだが、ここでもバイクの交通量はそれなりにある。

クラクションを鳴らし鳴らされ、ぐんぐんスピードをあげていく。

オヤジがストレッチするように少し肩をすぼめる。

どうやら僕はものすごい力でオヤジの肩を掴んでいたらしい。ごめんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

ほどなくして繁華街みたいな賑やかな通りについた。

この辺でいい?みたいなことを言われて降ろしてもらう。金額は言われた通りだったので良かった。

良心的だった。

 

 

 

 

よし、まあ近くなんだろうし近くなんだろうしスマホで地図見ながらホテルを目指しますか。

と思って地図を起動するとんんんんんんんーーーーー???

 

 

 

 

 

 

 

結構すぎてるね!3.5km行き過ぎちゃってるよこれ!

 

 

 

 

まあ確認しなかった自分が悪いので仕方なくそこから徒歩で来た道を歩く。

歩いていると結構僕は目立つ。極端にいうと熱海にフランス人がいるくらいは目立つ。当たり前だ。今は6時を過ぎていて、旅行者はみんなホテルで一休みしているかバーで飲んでいるのだ。そんな中で大きなリュックを背負った黄色人種がふらふらしてたら目立つに決まっているのだ。

 

 

 

 

 

 

道路沿いをひたすら歩くのだが道が悪い。

ゴミがたくさん落ちているし、道が割れていたりぼこぼこしてたりする。歩いているうちに夜がやってくる。目に見えて辺りが暗くなっていく。

街灯がないから完全に暗くなるときついな。

 

 

 

 

1kmくらい歩いたところでタクシーの人と談笑してた保安官的な人に呼び止められる。

にゃむにゃむ。とベトナム語

 

「お前こんなこれから暗くなるって時に何しとんの?」

というようなことを聞かれた。ような気がする。

 

 

 

これからホテルに行くと英語で伝えるとどこだと聞いてくる。

またスマホで説明する。保安官もこのホテルはわからないが道はわかるらしい。

っていうかおれが泊まるホテル大丈夫か.....。

 

 

 

 

 

 

保安官がタクシー運転手に「おいこいつ送ったれや」というようなことを言う。

「えーいやー勘弁してくださいよ旦那ーおれだってここわかんないっすよぉ」と明らかに乗り気ではない。でにゃむにゃむ押し問答があった末にタクシー運転手が折れて乗せてもらうことになった。

料金はいくらだときくと運転手はドアについている基本料金をコンコンと叩く。

 

 

 

 

助手席に乗って出発。あっ結局タクシー乗ってるやんけ。

 

 

 

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外は完全に暗くなった。乗せてもらって正解だったかもしれない。

結局近いっぽいところで降ろしてもらうが、実際の行き先は車が入れない小道の先にある。

10000万ドン払ったら釣りが返ってこなかった。ほらこれだからタクシーは。

 

 

 

 

 

 

 

 ぼったくりタクシーを後にして、

そこから地元の子供とかを頼りながら浜辺へ出る。

浜辺に来たらこっちのものだ。宿は浜辺にあるので愚直に歩き続ければ必ず着くはず。

 

 

 

 

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19時。とにかく辺りは真っ暗で波のザーンザーンという音だけが辺りに響いている。

この辺りのはずなんだけどなぁ。すると暗闇に座る男の影が。またさっきのとは違う保安官であった。保安官は売り子とは違うので、無視したり追い払うと不審者だと思われて連行されるかもしれない。いや知らんけど。道に迷ってると伝える。そうすると彼は道案内すべく口を開いた。

にゃむにゃむにゃむ。にゃむだー!

 

ベトナム語わからん.......。彼のジェスチャーからすると向こうに見えるあかりを越えて左に曲がると着くらしい。そしてその情報もまた間違っていた。ベトナム人って本当に親切な人たちなんだけど道を正確に教えてくれないところがある。わからないのに見栄を張っているのか、説明がざっくりしすぎているのかわからないが言われた通りに動いて到着した試しがない。

 

 

 

 

 

 

 

別のレストランの人に聞いて漸く到着しました。

 

 

宿に着いたのは19:30。受付の女性が微笑んでウェルカムと言ってくれた。ベトナム女性はいつでもどこでも美しい。

 

ここにくるまでに昼からバス、飛行機、バイク、タクシー、徒歩ではるばる来ましたよ。

 

 

 

 

受付の女性は非常に親切で拙い英語も話してくれた。

予約していた1泊800円のドミトリーを案内してもらう。先に寝てる人とかいるかもなー。

まあリゾート地だし欧米人多そう。英語で話せる人いたらいいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ほ......?

 

あ、これおれ1人、、、ですか?

と言うと受付の人は苦笑してイエスと言った。

いやあ、なんと言うか、ドミトリーって、安く済ませるって言う以上に旅の寂しさを埋めるためにツーリスト同士一期一会で集まって語らったりするのが楽しいって言うのが大きいんだよね。

確かにこの広い空間を独り占めできるのはとてもラッキーでお得だが....結構怖いぞここ。。。

 

爽やかな木陰のバンガローも夜になれば鬱蒼としたジャングルの掘っ建て小屋である。

それではおやすみなさいといって受付嬢がはける。

 

 

 

とりあえず熱帯地域で暑い。もあっとしている。

身体中から汗が吹き出ていて、シャツが胸と腹にべったりとまとわりついて気持ち悪い。

エアコンは故障していてつかない。扇風機はかろうじてついた。熱海の安宿にあるような古いタイプの扇風機だ。うーむなかなかハードなところを引き当ててしまったかも?

 

 

おやすみなさいと言われてもまだ19:30である。

ここもなんか無人の二段ベッドが6個もあって怖いし、ちょっとご飯でも食べに行こう。

そう思って荷物をロッカーに入れて鍵をかけ、また浜辺に出た。浜辺までは徒歩30秒だった。

 

 

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全然撮れてないけど浜辺にはビーチレストラン&バー?みたいなのがやってて、クラブミュージックみたいなのがかかっててイケイケだった。お客もそれなりに入っていて、近隣のホテルに宿泊しているバカンス中の白人達だった。

 

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そういうのを眺めながら333ビールを飲んだ。333ビールはサイゴンビールと並んでベトナムの特産ビールだ。すごいさらっとしていて飲みやすいが、裏を返すとちょっと薄い。僕はかなり好きだけどね。

 

 

 

 

 

白人の彼らには僕はベトナム人に見えるのだろうと思う。

昨日一緒になったパリジャンヌは熟考の末僕をカンボジア人だと言ってみせた。マイアミではタイ人だと言われ、マンハッタンではニーハオニーハオと声をかけられた。

 

でもそれはお互い様で、僕にしてもフランス人とイタリア人とイギリス人とドイツ人を見分ける自信はない。特徴の手がかりもない。全くわからない。つまりはそういうことなのだろう。

 

そして同様に、ベトナム人のほとんどは僕のことを日本人だと見抜いた。これはびっくりした。

僕の見た目がベトナム人とは違うにせよ、韓国人や中国人と区別できるというのはすごいと思った。

 

 

 

 

 

 

 

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そんなことを考えているうちにシーフードパスタが来た。シーフードって便利な言葉だなと思う。

エビやイカやタコが入ったよくあるシーフードパスタである。巨大なパクチーがどっさり乗ってるのを除けば笑

日本にいるときはパクチーって強すぎて苦手だったけどこっちに来てあまりに何にでも乗ってるのでなれちゃったよ笑 の歳で苦手な食べ物が減ってお兄さん嬉しいです。

ちんsみにシーフードパスタはビールによく合って美味しかったです。

 

 

このあとサイゴンビールを中瓶で頼んで真っ黒な夜の海を眺めながら酒を飲んだ。

白人達はカップルと家族連れが多かった。というかその組み合わせしかなかった。

レストランの中央に船の舵の模型があって、ジャック・スパロウがやるみたいにくるくる回すことができた。白人の7歳くらいの長男が夢中になってそれを回転させていて、交代してもらえない妹らしき幼女が横で大泣きしていた。そこから離れたところではラルフローレンのCMに出て来そうな美男美女がランプを眺めながら談笑している。どんな話をしているんだろう。というか、なぜフーコック島に来たんだろう?こんな英語も通じないような東南アジアの辺境に。最後の楽園だから?海が綺麗だから??

 

 

 

 

 

 

 レストランを後にして宿に戻る。戻る途中にまた缶ビールを買って飲み干す。

とにかく酔っ払って寝るしかない。寝て仕舞えば環境がどうあれこっちのもんだ。

 

 

酔っ払って若干ふらつきながら宿のベッドに横たわる。暑い...。

とにかくむしむししている。かける為の大きなタオルが足元に綺麗に畳んである。

蚊に刺されるのが怖いので暑いけどこれをかけて寝るか。

 

 

広げようと手に取ると無数の蜘蛛がそこに生息していた。

蜘蛛に苦手意識がなく、むしろ小さいやつは好きですらある僕でもさすがにヒッという音を出してしまった。すごいなこのかけ布団!蜘蛛のお家になってる!蜘蛛は蜘蛛らしく自分で巣を張りなよ!自立しろーーーー!!!

 

 

 

結局冷房のない密室で寝るのは無理だという結論に達した。扇風機も頑張ってはいるが、こちらに直接当たらない限りただ熱気をかき回しているにすぎない。

僕は外で寝ることにした。宿の前にはハンモックがあったはずだ。ハンモックは好きだ。

ハンモックに乗って目を閉じる。まだ夜風があって少し快適だ。しかし蚊が多い。

耳元ですごい鳴ってる。姿は見えないんだけど.....。眠れないまま30分が経過した。

 

 

 

 

 

 

 

時計を見ると11時だ。夜明けまであと7時間もあるのか....。

早速肘を刺された。くっそーマラリアにかかったらどうしてくれるんだ。眠れるまでKindleを読むことにするが読書が捗るばかりでちっとも眠くならない。

 

結局そのうちまたベッドに戻って気づいたら眠っていた。

 

 

 

 

 

こうして僕はフーコック島での安宿一泊を生き抜いたのである。

 

 

 

おしまい

 

【ベトナムバックパック2日目】サイゴン

 

1日目夜は結局夜中に目が覚めてしまった。

外がなんだか騒がしい。お祭りでもやってるのかもしれないと思い、外に出てみる。

すると外は昼間とは全然違う様子になっていたのだ。

 

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眠らない街サイゴンー。といった景色だった。退屈な売店だった店が沢山机を並べて大盛況な飲み屋を開いている。どの店もネオンがギラギラ光っていて歌舞伎町みたいだ。

 

ちなみにホーチミンシティの人は自分たちの街をホーチミンとは呼ばない。昔の通りサイゴンと呼ぶのが普通だ。駅もサイゴン駅のままだしね。理由の1つはホーチミン氏と同名で紛らわしいっていうのが1つと、もう1つは偉大なホーチミン氏を気安く呼びたくないから。

空港の名前は世界共通でアルファベット3文字で表される。成田だったらNRTみたいに。タンソンニャット国際空港はSGNで表記される。これがサイゴンを表しているのである。

 

 

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さてせっかくなのでベトナム人の呼び込みに応じて青空食堂みたいになってる飲み屋の席に座る。

机も椅子もプラスチックの瑣末なもので、それがいい。サイゴンビールを注文する。

 

これがうまい。すごくさっぱりしている。

ビール好きは多分薄いといって受け付けないだろうが僕はかなり好きだ。ベトナム人が日本のビールなんて飲んだら濃すぎてむせてしまうんじゃないか?

 

 

酒のつまみを注文しようしたがあいにく売り切れてしまったらしい。仕方がなく1人でビールをあおる。僕が止まっている宿周辺はバックパッカー街なので結構欧米人が多い。日本人は全然見ない。韓国人は二回見たかな。

 

 

とにかく1人だった。目の前のネオンギラギラのバーでは挑発的な格好をしたベトナム人のねーちゃんが笑顔で呼び込みをしている。それを遮るようにスクーターがクラクションを鳴らしながら路地を横切っていく。隣の席で酔っ払ったアメリカ人がふざけて肩をどつきあっている。

 

 

そろそろ戻るか。

 

 

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ぼくはそれから宿に戻り眠った。

 

 

翌日外も売り子の声で目が覚めた。

正確にはあれは売り子の声ではない。バイクにいろいろ土産物を載せた輩が横着して売り子の声を録音して爆音で流して回っているのだ。焼き芋屋さんや竿竹屋と同じだ。

 

荷物をまとめてフロントに降りてチェックアウトする。

良かったらトリップアドバイザー(旅行者向けのホテル検索サイト)にレビューを書いてくださいね。と言われて、もう書いたよ、最高だったって書いといたから。と答える。最高得点をつけておいた。この宿は場所が初見殺しで死ぬほど見つけにくいことを除けばかなりの当たりだった。

宿代は900円だった。

 

日本語でありがとう、といってフロントを出ると堀北真希似がありがとう、と日本語で返してくれた。すごく嬉しかった。

 

 

 

 

 

 

 

それから僕は徒歩で9/23公園のほうへ歩き、バスターミナルを目指した。

今日はまたタンソンニャット国際空港に戻り、フーコック島に飛ぶ予定だ。

 

 

 

 

途中無数のバイクに出会ったが

1日いればサイゴンの横断歩道は渡れるようになる。

 

最初は左右を見計らって死ぬ気でダッシュしていたが、地元民はそんなことはしておらず、むしろゆったりと、牛のように悠々と渡っていく。そしてバイクにぶつかりそうになると歩を早めるか止まるかしてやり過ごす。そんなふうにじりじりと進んでいかないと確かにいつまでたっても向こう岸にたどり着けない。バイクの方も実はそんなにスピードをだしておらず、横断歩道周辺ならせいぜい時速40kmでも速いくらいだ。ぶつかっても怪我しないことが多いらしい。

 

 

 

 

 

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バスターミナルで空港行きのバスだけが黄色なので非常に乗りやすかった。

これは1日目に利用したバスと違い、空港が展開している綺麗なバスなので料金も100円くらいでちょっとだけ高め。今日はベトナム人のように手際よくお金を渡せたような気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空港につく。目の前は国際線のターミナルで、昨日成田から来たときにお世話になった場所だ。いやお世話にはなってないか。今回は国内線なのでDomesticと書かれた通路を通って国内線へ。

 

国内線ターミナルでフーコック島へのチェックインをする。ここでの会話は全部英語。あ、使ったのはベトジェットです。

 

何度もいうけど僕の英語最終学歴は3級だ。

ただコミュニケーションの手段がここでは英語以外になく、おまけに英語が通じる機会すら本当に限られているので相手が英語を話せると嬉しくなってどんどん喋ることができるのだ。この国においてのみ、僕は相当英語ができる方なんだと思った。

 

チェックインは非常にスムーズだった。預ける荷物を出してくださいと言われたが荷物はこのリュックサックしかない。これだけなんだけど機内に持ち込めるかと聞いたらそれしかないの?!と言われた。

持ち込めるようにラベルを巻いてあげるから貸してと言われてラベルを巻いてもらう。

 

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それからコーヒースタンドに入って時間を潰す。アイスコーヒーを注文したら

大量の氷が入ったマグカップにホットコーヒーを注いだものが出てくる。

やられた~~~~~~~~!

 

 

 

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うん!

わかるよ。そうだよね。

これもアイスコーヒーだ。

 

これはシアトルでも同じ目にあってるからわかる。でもこれアイス・コーヒーだよね。アイスコーヒーじゃないよね。アイスとコーヒーだよね。

っていうか、アイスコーヒーが完全に普及して市民権得てるのって日本だけなんじゃないかなぁ...。

ちなみにワシントンでアイスコーヒーを頼んだ時はコーヒーフロートが出て来た。大喜利みたいに予測で商品出すのやめてほしいw

 

 

 

 

そうこうしているうちに出発1時間前になったので

ターミナルに入り手荷物検査を受ける。x線カバン検査でkindleが邪魔で中身が見えないからやり直しという事案が起きたがことなきを得た。

 

係員はみんな真面目で親切だった。

 

 

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国内線のラウンジの様子。

フーコック島は3:20発だったが遅延の影響で結局4時過ぎだった。

 

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ラウンジから20番ゲートにぞろぞろ人が並ぶ。ベトナム人60%であとは外国人観光客。

日本人はどこにもいなかった。っていういかベトナムってほんとに日本人いないなぁ。韓国人も中国人も見るんだけどな。

 

 

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もう一度旅券とパスポートのチェックを受けて外へ。

ここはもう飛行場なんだけど、ここからバスで飛行機へ向かう。飛行機もすぐそこなんだけど、飛行場を人が歩くのも危ないのだろう。

 

 

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飛行機は小ぶりで可愛らしい。

観光客が飛行機を背に写真をパシャパシャ撮っていた。

ここから飛行機に乗るときにさらに旅券をチェック。すごいセキュリティーだ。

 

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機内はこんな感じ。天井のこのスリットみたいなところから水蒸気がわわーっと出て来て涼しい。

機内での注意事項はベトナム語と英語だった。

それから無事離陸してあっという間に雲の上へ。

 

 

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快適な空の旅だったがたったの1時間で着陸になる。

 

何をするにも中途半端な時間だったのでイヤホンをしてBUMP OF CHICKENを聴いていたらCAに注意された。だめなんや。僕は急に立ち上がって「この中にBUMP OF CHICKENが分かる方はいらっしゃいませんか!」と叫びたい衝動に駆られたがすんでのところで耐えた。せっかく「くだらない唄」のサビ前でいいところだったのになぁ。ベトナム人のみんなも絶対BUMP OF CHICKENきいたほうがいいよ。

 

 

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フーコック空港に到着。また飛行機からバスで移動する。ここから空港のエントランスまで何もチェックされなかったし、もうほんとスルーだけだった。

 

 

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だだっぴろい空港前ロータリー。タクシーがたくさん待ち構えていてほぼ全員がそれに乗ってそれぞれのホテルを目指す。空港の周りは山と長い道路しかない。

 

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 ここから歩くつもりであった。

ホテルまで7.3km。望むところだ、と言いたいところだったが時間はすでに17:30をまわっており、すぐにでも夕暮れが始まりそうだった。暗くなるとやばそうだし、サイゴンはどこにいても警官がいて安心だったがこの島の治安状況がわからない限り無茶はできない。かといってタクシーは乗りたくないんだよなぁ。

 

つづく。