襟を立てた少年

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就活生に捧ぐ。僕が面接で気をつけたこと

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就職活動で、僕が実戦してみたことを話す。

 

 

ひとことで言えばそれは「つっこみ所をつくる」ということだ。

 

 

例えば履歴書一枚にしても、完璧な履歴書が強いわけじゃなくて、

「なんだこいつ。会ってみるか」と思わせる履歴書を書いた方が強い。

 

すなわち「つっこませ力」。

例文をつくってみる。

 

 

A「アメリカに2年留学して帰国後はボランティアとして東日本大震災のチャリティーイベントを企画し、サークルでは後輩の育成に尽力。コミニュケーション能力には自信があります。」

 

ああそうですか。

 

どれだけ素晴らしいことを並べたてても落ちる。

だってむかつくでしょ。こんな人いたら。

 

 

 

 

だったら、

 

B「肺気胸でたまに肺に穴があきますが、それ以外は健康優良児です。」

 

って書いたほうが圧倒的に通る。

ちなみに本気で言ってます。これで通ると思う。

 

 

 

 

 

うそつけとか言うな。おれはこれで通った。

 

 

そのあと内定をとれるかどうかはさておき、まず間違いなく通る。ほとんどの履歴書なんて同じ事が書いてある。だいたいAのようなことが書いてあって、部分部分がちょっと異なるだけだ。その中でBみたいなのがいたら目立つ。

 

ちなみに勘違いしてほしくないのはBが強いというのは、「Aみたいな履歴書多いからわざとこういう事を書きましたよ」というのが伝わるからにすぎない。

 

 

 

 

最近の履歴書は自己紹介欄があって結構色んなことを書き込む事ができるが、

自己アピールのためにあれもこれも書き尽くすのはまずい。

なぜなら面接で言う事がなくなってしまうからだ。面接でどんなに一生懸命に自己アピールしても、「それは紙に書いてあんじゃん。退屈なやつ。」と思われておしまいだ。ならば自己紹介のどの欄も全体の30%くらいを書けばよい。

 

 

まとめサイトや速報の記事はよくできている。

ついクリックしたくなるように文章が巧妙に仕組まれているからだ。

 

 

 

 

「寝ぼけて風呂に入ったら尻餅ついて骨折した」

 

 

 

 

という記事なら誰もクリックしないが、

 

 

 

 

「寝ぼけて風呂に入った結果wwwwwww」

 

 

とか

 

 

「おれが全裸で骨折した理由wwwwwww」

 

 

 

とか書いてあったらついクリックしてしまう。

履歴書の役割は「素晴らしい人間だと思わせる」ということではなく、

「会いたいと思わせる」ことだ。そりゃそうだ。書類審査は通らなければ意味がないし、面接のとっかかりとして機能しなければただの紙切れだ。

 

 

 

 

 

面接でも「つっこませ所をつくる」のは使える。僕の凡例を述べれば、

まずキンモクセイの香水をつけていった。6月なのに。

 

 

 

キンモクセイが好きだからつけていて単純に落ち着くっていうのもあったんだけど、「なんかキンモクセイの匂いがする」って相手に思わせればそれで良い。面接でうまく喋れなかったとしても「あのキンモクセイの子」という印象は必ず残る。ここで「キンモクセイの匂いについて言われるかどうか」は重要ではない。

 

 

もちろんこれが普通の香水だったら「面接に香水なんぞつけてきやがって」と思われる危険性がある。でもキンモクセイの匂いは香水っぽくないし、「キンモクセイなんて咲いてた??そんなわけない??」と相手に意識してもらうことができる。

 

 

 

僕は全ての面接でキンモクセイの香水をつけていったけれど、それについて触れられたことはほとんどない。でも内定を頂いてから後になって「最初から気になってたんだけど、キンモクセイの匂いって君からしてるの?」と言われてしたり顔だった。

 

 

面接時は普通の恰好で行った。非常識だと思われたくなかった。

でも右内ポケットにはモレスキンノートが入っていたし、

左内ポケットには新渡戸稲造の著書「武士道」が入っていた。

鞄はパンパンで、広辞苑がまるまる入っていたりキンモクセイの香水のお店の広告が入っていたり、つっこみに対してすぐにリアクションできる準備はつくってあった。

 

 

履歴書に読書が大好きと書いていたので、「今どんな本読んでるの?」って言われる可能性は多いにある。聞かれた瞬間に内ポケットから「武士道」が出てきて「これです。」と言われたら、

 

「なんだこいつww内ポケットから「武士道」出てきたwww」

 

くらいは思ってもらえるだろう。面接で生き残るっていうのはそういうことだと思っている。

0が退屈な人間で、10が変人だとしたら、0も10も落ちるだろう。でも4とか5だったら、「面白い」と思ってもらえる。奇抜なことをする必要はない。「ちょっとした違和感を相手に与える」のだ。

 

 

だいたい就活生なんてどいつもこいつも同じことしか書かない。

自分を良く見せたくて必死なんだから仕方が無い。

 

 

高校は部活に打ち込んで、大学ではバイトで人間関係を学び、サークルでは何かをやり遂げる尊さを学んだ。ボランティア活動で奉仕の精神を学んだ。将来はグローバルに活躍したいと思っている。

 

 

とか本気で言い出す。

 

 

たまに肺に穴があくけど健康優良児だなんて真顔で言ってくるやつのほうがよっぽど面白いと思うのに。ちょっとこれは極端な例ではあるけれど。

 

 

会社は素晴らしい人間をとりたいわけじゃない。

 

①健康なひと

 

②諦めないひと・怒られても辞めたりしないひと

 

③常識的で言うことを聞くひと

 

④明るいひと

 

 

が欲しいのだ。

これに「個性」とか「スキル」とか「語学力」がついてくるだけの話だ。

ぜひ、「どうつっこませるか」「質問をさせるか」を意識して面接にのぞんで欲しい。

 

 

 

久しぶりに文章だけで勝負した気がする。

ここまで読んでくれてどうもありがとう。