襟を立てた少年

生きるのが楽しくて楽しくて仕方がない人へ

持ち物に名前をつけてあげる

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日本には古来から「つくもがみ」という考え方がある。



長い時間を経ていたり、物としてありがたかったりするとそこに神が宿るという考え方だ。






それと関係するのか、自分の持ち物に名前をつける人たちがいる。それは大抵道具につけられる。



「持ち物に名前を書く」という話をしているわけではない。

カメラや車に「ジョン」とか「オルビエート」と言った名前をつけるわけである。そして今までより更にそれを大切にする。まるで親友か恋人みたいに。


僕はこの考え方が理解できるし、そういうことをしたことが二度ある。カメラに「ペトリューシカ」「アンナ」という名前をつけた。

カメラの本体の設定で、撮った写真データの名前を設定できるのだけれど、アンナで撮った写真のデータには「ANN0042.jpg」と表記されるわけである。これによって写真がどのカメラで撮られたのかがすぐにわかるようになった。





こういう理屈抜きにしても物に名前をつけるのはいいことだと思う。痛いな、と思う人も多いかも知れないが、人に言わなければいいだけの話だし、名前をつけると愛着が湧いて、もっと大切にするするようになる。


よくポパイカメラの店員さんが、カメラに傷がつくことを「怪我する」と表現したりするけれど、この感覚はモノを物以上として見ている証拠である。
調子が悪いときに「機嫌が悪い」とか、メンテナンスしたあとに「嬉しそう」とか。この気持ちはわかる人も多いのではないか。





では早速名前をつけるとして、(本当に大切な物じゃないと意味ないからね)

必ずある問題が発生する。


「この子は男の子なのか、女の子なのか」


僕の「アンナ」というカメラは小ぶりのボディーや少し丸みを帯びた外観からして「女の子だろうな」と思った所から名前が決まった。






ちなみに性別がわからない、思いつかないときはどっちでもいける名前というのもアリだと思う。「マコト」とか「ヒカリ」とか「ツバサ」とかね。



じゃあ実際にどんな名前をつけるかって所なんだけど、例えば出身地を見て、メイドインジャパンなら日本名を、イタリア製ならイタリアっぽい名前をつける。

だって、イタリア製の革財布に「洋次郎」って付けるのもちょっとアレでしょ?




「ペトリューシカ」はロシア製のフィルムカメラだったので名前は決めやすかった。ペトリューシカで思い当たる人はごく僅かだろうが、小説や漫画から名前を取ってくるのもいいね。



人の物にこうして名前がつけられたとして、僕としてはその名前やつけられた由来にはあまり興味がない。


ちょっと聞くの恥ずかしいじゃん、やっぱさ。








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