襟を立てた少年

生きるのが楽しくて楽しくて仕方がない人へ

電車のつなぎ目族

 

何を隠そう、「つなぎ目族」である。

つなぎ目がなんのことかというと、電車の車両同士の連結部分のことである。

 

 

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この薄暗いプライベートな空間には筆舌しがたい安心感がある。

確かに車両がカーブしたり、列車が急ブレーキをする際にはつなぎ目の足下部分が大幅にスライドして危険だったり、つなぎ目であるが故にもの凄い雑音が気になったり弊害はあるが、それを差し引いても満員の通勤列車の中でのつなぎ目の快適には敵わない。

 

 

満員電車が好きな人はあまりいないだろうが、僕は相当苦手である。そもそも見知らぬ人と肩が接触したり、肩ならまだしも四方八方からぎゅうぎゅうに接触していると言いようの無いストレスが溜まって頭がくらくらする。これが僕の場合1時間以上も耐えなければならないのだから苦行だった。

 

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そこで思いついたのが電車のつなぎ目だった。

どれだけ満員な状況であろうが、つなぎ目にわざわざ入ろうという人はいない。

かくして僕のつなぎ目族デビューが果たされた。おしくらまんじゅうで苦しむ民を横目に、両足で絶妙にバランスを取りながら本を読んだり勉強をしたりする。オッサンの鼻息が顔にかかることもないし、ネーチャンの香水の匂いが身体につくこともない。本当に快適だと思う。

 

 

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マイ・サンクチュアリ。「おれんち」って感じ

 

中はほの暗い安心感と、読めない足下の動きのアドベンチャーに溢れている。ドアがついていればプライベート感もよりアップするだろう。

 

 

 

 

 

 

ところが最近困ったことが発生した。

そう、「つなぎ目族」の増加である。

 

 

僕がつなぎ目で優雅な時間を過ごしているのを見た人間が、僕の真似をして「つなぎ目族」へ転身してきたのである。これには辟易した。

 

 

今までの研究で明らかになったのは、バランスの問題からどうやってもつなぎ目には2人までしか入らないということと、つなぎ目に2人では接触の心配はない。ということである。

 

 

つまり僕は毎回つなぎ目族として、一人か、あるいは致し方なくツインで通勤ライフを楽しんでいる。最悪の場合既にツインの予約が入っていて僕が入居出来ない場合もある。そんなときは車両を変えるか、電車を一本見送るかという手段を取る事になる。

 

 

 

僕は皆さんがこの記事を読んで「つなぎ目族かっこいい!」とか、「おれもつなぎ目族になりたい!」と言い出すのを全く望まない。これ以上増えないでほしいと願うばかりだ。