襟を立てた少年

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就活生に捧ぐ「大学時代で学んだことは何ですか?」の答え

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ペーパーテストを通過して、無事一次面接に漕ぎ着けたあなたに、面接官が問う。

 

「君が、大学時代で学んだ事ってなに?」

 

 

うっ

来たか。ど真ん中ストレート。直球。普遍的質問。プレーン。オーソドックス。ベーシック。単純にして明快。料理で言うならオムレツ。

 

 

 

落ち着け

考えろ考えろ

 

まず、この質問は何を訊いているのだろう?

だって、大学で専攻していたことなら履歴書に書いてある。いや、大学時代に打ち込んだ事とか、自分の長所すら履歴書に書いてある。それを踏まえてのこの質問。「お前、一体この数年何してきたんだ」ほとんどの学生には耳が痛い台詞だろう。

 

 

 

 

 

 

 

「経済学です」

 

最悪だ。

答えになっていない。そんなことは誰だって知っている。馬鹿だと思われる。

 

 

 

 

「サークル活動を通して仲間と共に同じ目標を目指す尊さを学びました。」

 

話にならない。

面接官が500回聞いた答えだ。「わたしは個性がないでーす!」と叫んでいるようなものだ。

 

 

 

 

「学科のことだけでなく積極的に色んなものを見て、感じて、世界の広さや自分の視野の狭さを学びました。」

 

模範的だ。

少し面接系の本を読み漁っていればこのくらいの答えが出るかもしれない。

 

 

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あなたならこの質問に対してどう答えるだろう。質問に対して答えるということは、質問者の気持ちになって、「何が知りたいんだろう?」というところから始まる。相手のことを考えるのがコミュニケーションだ。

 

 

 

さて、この手の質問はどう答えても嘘くさくなる。まさか「楽して単位を取る方法」とか、「ナンパの仕方」とか、「バイトに遅刻した時のいいわけ」と答えるわけがないわけで、そうすると自然と「人を助ける喜び」だとか「みんなと何かを達成する尊さ」とか、どんどん発言が抽象的というか、自己啓発的になっていってしまう。

 

本当に「みんなと何かを達成する尊さ」を学んだのならそれで結構だけれど、大して何も考えてないやつが放った「みんなと何かを達成する尊さ」と同等の扱いを受けるのは損だとは思わないか?

 

 

今回はその「抽象的で"いい子"っぽい、嘘みたいな答え」を回避する方法について語る。

 

 

 

 

とはいっても提案する方法はひとつしかない。「分割する」ことだ。

どうして大学生活で学んだことを答えると嘘っぽくなるのか。ふわふわした答えになるのか。それは、そもそも大学生活は3年・4年間もあり、それをひと言で表現すること自体に無理があるからだ。

 

大学生活で学んだことはいくつもあるはずだし、その中で一番学んだことの背景には、そのきっかけがあるはずだ。つまりこの問いはハナからひと言で答えられる仕組みになっていない。

それに気付かず綺麗にひと言でまとめようとするからどれだけ本気の答えでも綺麗ごとに聞こえてしまう。これはあまりにもったいない。

 

そこで「分割」である。答えを「きっかけ・過程・答え」「1年・2年・3年」といくつかに区切って答えるのである。

 

 

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そういうわけで一つそれっぽく例文を考えてみる。

 

 

 

「一年次では"大学では高校とは違い、主体的に学ぼうとしなければ誰も何も教えてくれない"という事を学び、二年次では"自分が学びたいことをつかみ取り、学んでいく面白さ"を学びました。そして三年次では"得た知識は社会にどう役立てられるか"について学びました。」

 

 

こういう感じである。

ここで重要なのは、「分割された要素同士は全て関連付けられている」ということ。もうちょっとわかりやすく言うと、「分割された要素がきちんと一貫している」ことである。

 

 

例文を振り返って欲しい。

 

①主体性が無いと何も学べない

②主体的に学ぶことは面白い

③学んだことがどう活かせるか

 

 

年次で分割したこの例文の場合、こういう事を面接官に伝えることが出来る。

・私は現状を把握し、自分の問題点を見つめることができます。

・私には主体性があります。

・私は学んだことを次へ活かすことができます。

 

etc......

面接官が信じるのは、あなたの言葉ではなく、面接官が感じたことのみだと僕は思っている。学生の言っていることの裏を読み、「本当はどういうやつなんだ?」ということだけを考えている。だからこそ直接相手に言うのではなく、エピソードから"感じさせなければ"ならない。

 

 

さらにこの例文はストーリー仕立てにもなっている。

 

①誰も教えてくれない!このままでは駄目だ。(問題提起)

②自分で学ぶ。楽しい!(結論)

③学ぶだけでは駄目だ!これをどう社会に貢献させよう。(発展)

 

 

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ストーリーには強い力がある。弁証法よりレトリックより、例え話の方がはるかに伝わりやすいのだ。最後にこれだけは注意して欲しいんだけど、「分割」という手段には「話が長くなりがち」という欠点がある。僕のつくった例文は必要最小限にまとめてあるけれど、これでも答えとしては十分長い。

話が長いのはとにかくまずい。面接官にもスケジュールや仕事があるし、あなたに心から興味があってあなたの正面に座ってくれているわけではないからだ。

テクニックや人間性以前に、「話が簡潔」であるのは大前提だ。

 

 

今回は

 

 

・答えは分割する

・分割した要素を串刺しにするワード

・ストーリー(文の流れ)をつくる

・とはいえ、簡潔に

 

 

について話しました。

皆さん頑張って下さい!自分に負けるなよ!

 

 

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