襟を立てた少年

生きるのが楽しくて楽しくて仕方がない人へ

新入社員が辞めたくなる時期がやってきた

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新入社員が入社して3ヶ月が過ぎた。

 

恋人同士に限らず、会社と新入社員の間にも倦怠期はあるみたい。

「会社辞めたい...」そうこぼす人は僕の周りにはいないけれど(言う暇がないのかもしれない)6月頃が一番「辞める率」が高いらしい。

 

 

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4月はとにかく「会社員だ!」「大人だ!」「一人暮らしだ!」「マイデスクだ!」「研修だ!」っていうのがあって、何もかもが新鮮。だから辞める・辞めないの話以前に目の前の景色が鮮やかすぎてそんなことを考えている暇がないのだろう。

 

 

 

5月は良い。まずゴールデンウィークがあって、デパート等現場対応を除けば長いお休みがあって「ゆるゲー」って感じ。気温も穏やかで全体的にゆとりがある。

それに5月は初任給がある。今まで貰ったことのない額のお金を確認して「おおお社会人っぽい!」「給料だー!意外と貰えてるー!(保険料・税金が差し引かれてないから)」など感動が大きい。感動が大きいからモチベーションも保てる。

 

6月はちょっと憂鬱。雨が降っているし、そろそろ大学生活が恋しくなる頃。

毎日同じ通勤電車に揺られながら「おれ一生こうやってんのかな...」という不安が頭をよぎったりもする。さらに言えば会社でも先輩上司がなんでもかんでも全部教えてくれる時期もだんだん終ってきて「ほら仕事しろ」みたいな感じになってくる。ゲームでいうチュートリアルモード終了みたいなものだな。

「遊びは終わりだ」というか。あるいは「はい与えるものは与えたから後は価値を生み出して下さい」というか。

 

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周りの先輩上司も何日も同じ空間でいることでお互い緊張感がなくなってきて、「あれっいつの間にか呼び捨てにされてる?!」とか、「あれっこっち見て話してくれてない?!」みたいなことが起きてくる。

あるいは新入社員側としても先輩上司が「あの人すごい本当にすごい」と思ってたけど意外と怒りっぽいんだな、とか体臭気になるな、とか細かい不満が気になってくる。

そう、まるで倦怠期そのものなのだ。

 

 

 

7月になるとTwitterなどで後輩が学期末試験やレポート、あるいは部活の合宿や夏の楽しい計画について話し合い始める。「わたしもついこないだまでこの中に...」と遠い目でそれを眺めるのである。

 

 

 

こんな風に考えると7月に新入社員が滑り落ちるようにして脱落していくのはわかる気がする。会社に対する「慣れ」と同じ日々の連続に対する「倦怠」と、ついこないだまで当たり前だった「暇な毎日への渇望」がそうさせるのだと思う。

 

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そしていざ会社を辞めてみる。「すみません辞めます!」

これは会社にとっては大損害。時間を割きまくって、人件費使いまくって育ててようやく半人前くらいには役に立つだろうってところで辞められるのだからたまったものではない。「ふざけるな!!」っていうのが正直なところだと思う。

まさしく「恩を仇で返す」である。

 

新入社員としては素晴らしい開放感。「このあとどうしよう」という後ろめたさもありつつ、「おれ自由だ!」みたいなドキドキ。いやむしろ、「会社入ったけど3ヶ月で辞めてやったぜ!!」みたいに格好よく感じてしまう人すらいるだろう。

 

そして辞めて一週間もしないうちに気付くのである。会社を辞めたからといってあの頃の日々が帰ってくるわけでもなければ、倦怠感から解放されるわけでもないということに。

 

 

少し話はそれるけれど、大学や会社を「蹴る」という表現がある。

「法政受かったけど蹴った」とか「最終面接まで行ったけど蹴った」という使い方をする。つまり合格したけど辞退したということである。

 

僕は個人的にこの「蹴る」という表現があまり好きではない。

応募しておいて、時間を割いて頂いているのに、あまつさえ合格まで戴いておいて、しかもしかも戴いた合格を辞退するような非常識なことをしておいて「蹴る」なんていう言葉で自分を高めるような言い方をするのは下劣な人間のすることだと思っている。

 

 

閑話休題

 

 

新入社員諸君、負けないで!

今が一番耐え時だと思うから。まず1年続けてみよう。それが会社に対する最低限の礼儀だし、1年続けないと見えてこないことも沢山あると思うから。

 

 

 

 

 

 

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