襟を立てた少年

生きるのが楽しくて楽しくて仕方がない人へ

ありきたりな苗字

 

日本でありがちな苗字ベスト5位に入っている。

学校では割と同じ苗字の人がいたし、今の職場にも同じ苗字の人がいる。

 

そうすると、自分の苗字に対して関心が薄まる。街中で「おい〇〇!」と呼ばれても「どーせ違う人だろう」と思ってそのまますたすた歩き続ける。そして大抵の場合違う人なのである。

 

だから僕を僕足らしめるのはやはり名前であり、苗字ではない。

でも、珍しい苗字の人は苗字だけでアイデンティティーをひとつ持っている感じがしてちょっとずるい。

いや、珍しいといかないまでも、「沢田」とか「臼井」くらいで十分だ。少なくともクラスに二人は出現しないだろうなという苗字は、ないものねだりは百も承知で、羨ましい。

 

 

木村。木村と言えば木村拓哉。あるいは木村伊兵衛(ライカのスナップカメラマンの元祖)

 

吉田。吉田茂。あるいは吉田拓郎。あるいは吉田松陰

 

 

この苗字遊び結構面白いかもしれない。特にありきたりな苗字が面白い。

 

 

高橋。高橋かぁ....高橋優しか思いつかないな...。高橋ヨーコ!

 

佐藤....うーん...佐藤栄作?佐藤...出ないや

 

斉藤。斉藤工。かっこいいよね。

 

鈴木。鈴木は得意だぞー! 鈴木一郎。鈴木慶一鈴木敏夫

 

 

 

海外だとやっぱりファーストネームが基本だから、ファミリーネームなんておまけみたいなものだろうか。我々だって同じような苗字が溢れてるんだから「イチロー鈴木です」みたいな言い方した方がわかりやすいし合理的な気がするんだけど。

うちの会社でも「ナカジマさん」っていうと「何のナカジマさん?ナカシマさんじゃなくて?」とややこしいことになる。そうすると名前の話をするかと思いきや、「営業のナカシマさん」とか「デザインのナカシマさん」という呼び方になる。

 

結構日本人同士って名前を呼び合うのは抵抗があるものなのかしら。

確かに自分の上司の名前の方を思い浮かべてみると、安易に口に出してはいけない感じがするな。背徳感というか。

 

 

ほら、昔は家制度だったから、「藤原」というだけで「おぉあの藤原一門の」といって畏れられたりしたもんだから、看板のような意味合いが大きかったんだろうな。ブランドみたいなもんか。

 

 

 

そう考えると「本田」って言うと「おぉなんか凄いポテンシャル秘めてそう!」って思うし、「長谷部」っていうと「精悍で知的で素敵!」みたいになるのかしら。さすがに考え過ぎかなぁ。

 

 

苗字と言えば、ちょっと捻った苗字あるよね。当人たちは苦労してるだろうけど、なかなか洒落てていいなーって思うよ。

 

樹多村とか、堺とか、田仲とか、芳田とかね。

 

でも面倒だろうなーーー「タナカです。あ、でも普通のタナカじゃなくって、ナカは仲間の仲なんです」っていちいち説明して、その度に「へえ珍しいねー」って言われて「読みは平凡なんですけどね」って返すんだろうな....。

 

 

やっぱり自分はランク5の苗字でいいや、と思うのでした。おしまい。

 

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