襟を立てた少年

生きるのが楽しくて楽しくて仕方がない人へ

彼女と別れる正夢が現実に起きた時のはなし

今週のお題「今だから言えること」


色々な方の「今だから言えること」を見て回る。けっこう見かけるのが大分昔のことだけど軽犯罪犯しましたとか、あとは自分の身体的欠点を暴露とか。

確かに考えてみればブログにあげられる「今だから言えること」だなんてけっこうたかが知れているというか、差し障りのない記事になるのは仕方がないよなぁと思う。

僕はこれまで生きてきて、お天道様に恥じるようなことを散々やってきたと思うけれど、それを書いたところで誰の為になるとは思えないし、話として面白いかというとウーンという感じだ。





本題に入る。
「彼女と別れる半年前に別れた後の世界を正夢で疑似体験した」


時はさかのぼる。前に付き合っていた女の子と仲良くやっていたある日のこと、電車でうつらうつらとまどろんでいたら夢のような現実のような、非常に曖昧な映像が頭をよぎった。

それは僕と彼女が別れたあとの世界で、彼女は他の男の子と付き合っていて幸せそうにしていて、僕は独り身なのだけれど、それでも自分のやりたいことを見つけて充実して幸せそうにしている。というような世界を見た。


これは正夢という言い方が恐らく正しいのだけれど、もう少し感覚的に表現すると、この先にある未来は様々な可能性があって、その枝分かれしたうちのひとつの先端を見てきてしまった、という感触だったのだ。

これは「予言した」っていうのとは感覚がまったく違っていて、ほんとに「体験してきた」ような不思議な感覚だった。

僕はそれをわすれないように全部原稿用紙に記録して、その原稿は今でも手元にある。それで僕は、もちろんそのときは彼女と楽しくやっていたのでそれなりにショックだったのだけれど、「ああ僕たちはいつか別れるのだな」と確信したのだった。


と、こういうことを書いて「じゃあこの壺買ってください」みたいなオチもないのだけれど、リアルな正夢って変な説得力があって怖い。


未来が全部見えたのならそれは未来じゃなくて既に過去だから、多分彼女と別れたことはその瞬間僕にとっては過ぎ去った過去になっていたのだろう。



なーんてさ、かっこいいこと言おうとしてるけど振られてからやっぱり相当落ち込んだんだけどね。オチがあるとしたらこんなところかな。

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