襟を立てた少年

生きるのが楽しくて楽しくて仕方がない人へ

一人にしてくれって事も多い



一人でいる時間をかなり大切にする方だと思う。
孤独が好きとかそういうんじゃなくて、一日に最低でも1時間は一人でいる時間がなくちゃいけない。それがないと気が狂いそうになる。。

思えば、僕の趣味は昔からランニングや読書、作文、写真など一人で出来ることばかりだ。もちろんバドミントンや文通など、人と関わる趣味もあったりしたけれど、やっぱり団体競技は苦手みたい。


一人でいる時間がないと心が休まらない。
通勤電車の人混みのなかで、音にならない苛立ちや焦りや倦怠感の空気に包まれていると次第にいらいらしている自分がいる。会社でも誰かがしゃべっていなくても電話のベルはなりっぱなしだし、そうじゃなくても周りの人が延々と叩くキーボードの音がカタカタなり続けている。

そういうなかでようやく家に着いて自分の部屋に入るとすごく落ち着く。
それで何をするかというと、万年筆で手紙を書いたり、辞書をめくってみたりする。こういう時間を僕は極端に大切にしている。




でも、なにも部屋にこもるだけが精神の回復になっているわけではない。
僕が好きな場所がいくつかあって、それは例えば新宿御苑コメダ珈琲、近所の川沿いなど。




近所の川沿いは最高だ。
子供ははしゃいでワアワア言っているし、犬は吠えているし、川のじゃぶじゃぶという音は常に聞こえてくるけれど、僕はそれをひっくるめて静寂として受け取って、その音のある静けさを楽しんでいる。

日々の騒がしさと、この川の静けさの違いはなんだろうと考えたとき、僕はそれは「そこにいる人の心の静けさ」だろうと考える。

川にいる人は大袈裟にいえばみんなハッピーな感じがする。もちろん自殺したい人も川沿いにはいるかもしれないけれど、子供にしても犬の散歩をしている夫婦にしてもランニングしているヨボヨボのじいさんにしても心の水面が水平に近い。

そういう人たちと一緒にいるのはちっとも疲れない。叫んでいようが爆笑していようが、心は優しい沈黙で満たされているのだ。




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