襟を立てた少年

生きるのが楽しくて楽しくて仕方がない人へ

孤独の果て


孤独の果てなんかねえじゃんよ!

と、 ボストン行きのアムトラック普通座席で僕思った。


僕はわりと孤独を大切にする質で、趣味とかもランニングとか読書とか、一人で済むことの方が多いんだ。そんな僕が、家族友人恋人と離れてかなり寂しかったり、連絡きてないかなって繰り返しWi-Fi繋いでたりするのは前代未聞というか、かなり新鮮だった。
なんだ、人並みに寂しいんじゃん!って自分に驚いたりとか。


元々このバックパックの目的のひとつに「ひとりぼっちになる」みたいなのがあったんだ。
普段自分の周りには様々な自分の要素がある。僕の部屋、僕の家族、僕の地元、僕の友人……エトセトラ。
一度一人旅をすることで、本当の意味での「自分」のボーダーラインを見極めてみたかった。キーウエストまで自力で行けちゃう自分もいたし、怖くて南米には行きたくない自分も見ることが出来た。


全てが自己責任だったから、危ないところに行けば危ない目にあうし、チケットがなければ進めないし、お金がなければ野宿するしかない。そういうなかでとにかく「自分の出きること、できないこと」を見直すことができた。これは大きな財産になった。



孤独がわりと好きだったりしちゃう自分っていうのも持ってたんだけど、いやいや、お前も人並みに淋しがりやなんだってっていうのもおもいしらされたりして。

同時にいろんな人と知り合って、名前も知らない人と旅について真剣に語り合ったり、お菓子を食べながら談笑したり。
旅先が山奥とか秘境でない限り、孤独にはなれないんだなとも思った。そしてそれに救われてる自分もいた。


あれだけ旅に恋い焦がれて、旅11日目にしてそろそろ帰りたい自分も情けなかったりして。



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