襟を立てた少年

生きるのが楽しくて楽しくて仕方がない人へ

これまでを振り返って改めて女性と接することについて僕の考えること

 

 

結局まとまらなかったので、途切れ途切れに書いてまとめた。

読みづらいと思うけど、半分は自分の整理のために書いた。

 

 

女性の友達が極端に少ない過去と、かなり多い今がある。

 

 

初恋は小学校3年生のときで、その若い夏蜜柑みたいな女の子とは6年生の卒業以来会っていないにも関わらず、恋心は高校1年生まで引きずった。男は死ぬまで初恋の相手の影を追い続けるというけど本当だろうか。単に恋心に折り合いをつけてきちんと片付けるということを知らなかっただけだと思う。

 

 

中高一貫の男子校だったおかげで最もお多感な、人格形成に重大な影響を与えそうな時期を女性と一切の交友なしに育った。僕の知っている女性は母親と妹くらいのもので、とにかく女性に不慣れな坊主刈りの陸上部男子だった。

やたらお喋りで気立ての良い妹がいたおかげで人の話を延々と聞き続けたり、理不尽なわがままを被っても「まあいいや」と許したりする能力はついたけど、女の子に話しかけられただけで顔を真っ赤にしていて、つまりは19歳までそうやって生きていた。

 

高3のときに一度だけスーパーのチラシみたいな軽い恋をしたけど、好きなバンドを聞き出すだけで吃ってあっけなく終わった。

 

 

大学に入って奇跡的に桜吹雪みたいな性格の彼女が出来て、なんというかハチミツとクローバーみたいな甘酸っぱい三角関係の時代もあってかなり楽しかった。学びも多かった。それでもやっぱり大学に普通に女の子がいるのが特殊すぎて、振る舞い方はよくわからないままだった。

 

 

転機は大学3年生のときに始めたスタジオカメラマンのバイトだった。

スタジオっていうのは結婚式の前撮りとか七五三とかお宮参りとか成人式前撮りを撮るようなチェーン店のことで、子供相手・ウエディング・化粧・着付の関係で圧倒的に女性が多い職場だった。

僕の働いていたスタジオも(ちなみに今でも籍はあっていつでも出勤できる)その例に漏れず女性が大半を占め、そして強かった。店長、副店長、社員全員が女性だったし、ある時期半年間くらい男性スタッフが僕だけ、あと全員女性ということもあった。

 

そのとき僕は21歳だったので周りはほとんど年上で、休憩中の会話は旦那がどうしたとか、彼氏の職場がどうだとか、次行くマツエクがどうとか、タイツの80デニールがどうとか、とにかく女性の世界で新鮮すぎた。全員が姉貴だった。その環境に入って僕にはいきなり20人くらいの姉貴が出来た、ようなものだった。感覚的に。

 

それで僕は20人の姉貴たちの色々な(それはもう色々な)話をふむふむと聞いて、そのうちに女性と会話する方が楽だということに気づいてしまった。うまく説明できないけど僕は今でも女性と話している方が楽だ。現に僕は今(友達という意味で)仲の良い年下の女の子は10人くらいいるけれど、仲の良い年下の男の子は一人もいない。後輩の男子とか、そういうのも全くいない。0だ。

 

 

 

男と会話していて「ああまたか」と思うのは自慢話だ。自慢話っていうのかな。自己顕示欲というか、「おれのほうがすごい」「おれの先輩のほうがすごい」「おれもこんな面白い話あったもんね」みたいな話が多すぎる。

 

「こないだパスタ食べて、すごい美味しかったしお洒落な内装だったんだけど、超安いの!」に対して、

「えーそうなんだ!どこにあるの?」って返せばいいものを、

「へぇ、おれもこないださ」って返すのが男だ。

女性の方が遥かに話のキャッチボールが理にかなっていて(多少話があちこちに飛んで終わりが見えないことが多いとしても)知的だと思っている。そういうわけで今僕は女性の友達がとても多くて、男性の友達がとても少ない。

 

 

ここまでの流れで僕は経験的に女性と交流を重ねてきたような書き方をしたけれど、男性的魅力が上がったとか、モテるようになったとか、そういうことはちっともなかった。22歳のときに篝火のような素敵な女の子と恋に落ちたけど最終的には上手くいかなかった。

 

 

僕の恋愛観は吉本ばななの「キッチン」にすごく影響を受けていて、別にキッチンにそんな壮大なことが書いてあるわけではないんだけど、とにかくそこに出てくる「雄一」がなかなか素敵な男性だった。僕は自然な状況では車の助手席ドアは率先して開けて、エスカレーターでは低い方に乗るように心がけた。それで得たものはたぶんないけれど、理想的な男性像があるのは救いだと思う。

 

 

自分で言うと変な感じがするけれど、ネット上で氾濫している「兄弟構成で見る恋愛の性質」の「お兄ちゃん(妹がいる)」の項目に僕はぴったり嵌まっている。

 

褒められなれていない、押しに弱い、わがままを言われても受け入れるし大抵のことを許す、ヤワな雰囲気が年下には魅力的だけど年上には退屈、第一子男子として親戚の注目を集めるためか考え方が古風、結婚願望がある、etc...

 

そのネット情報によれば僕みたいなのは天真爛漫な、感情をはっきり出す明るい女の子に多少振り回されながらも「やれやれ」と言いながら傍にいるのが良いらしいんだけど、本当かはわからない。でも確かに延々と好き勝手喋ったり、感情を思いっきり出されたりしたほうが楽だなぁとは思う。そして僕は誰しも兄弟構成から受ける影響からは逃げられないと思っている。

 

 

古風な僕はレコードを聴いて万年筆で日記を書いて手巻き時計を使って外に出るときはフィルムカメラを持ち歩いている。まだ23歳なのに何だか悟ったような気持ちで、もうそう何度も恋愛はしないだろうとおもっている。次の恋はたぶん僕が一番好きな花の匂いがすると思う。ただの勘だけど。

 

 

尻切れトンボだけど、これでおしまい。

 

 

 

 

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出典元http://www.recipe-blog.jp/rensai/blog/kinniku/2008/10/post-28.html