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襟を立てた少年

生きるのが楽しくて楽しくて仕方がない人へ

チョコパイ

今週のお題「おすすめの手土産」

 

 

「手ぶらだとなんだし」と言う機会が少し増えた。

子供の頃は友達の家に遊びにいっても「おばさんこんちわ!」と言ってドタバタとお邪魔していたものだけど、大人になってしまった今となってはそうもいかない。

 

そうもいかないが、何を持っていけば良いのかわからない。そういうことは学校では教えてくれないのだ。だいたい、学校はもっと「異性と傷つけずに別れる方法」とか「先輩の自慢話の付き合い方」とかそういうのを教えたほうが良い。

 

手土産について考える機会があったのはつい先日、母校の文化祭を訪れたときだ。

学内のカフェテリアのスタッフさんと、部活の後輩に何か手土産を買わねばと思った。大人だし。手ぶらだとなんだから。

 

とはいえ何を買えば良いのかわからない。でも多分おやつだろう。カフェテリアのスタッフも部活の後輩もそれなりに人数がいる。ということは同じものがいくつも入ってるお菓子が良い。

 

不二家が思い浮かぶけれど、こういうところで買うといかにも「気を遣って」「わざわざ」買って来た印象を相手に与えて挨拶に困る。いわゆる、「気を遣って気を遣わせてしまう」やつである。もっとラフに、しかし喜ばれるものを買わなければならない。

 

 

などと考えているうちに母校の学校へ着いてしまい、結果としてチョコパイになった。

おいしいじゃんチョコパイ。腹にたまるし。

 

「道中ふと手ぶらだとなんだからって思いついてその辺のコンビニで買ってきた」印象を相手に与え、気を遣わせないように気を遣った結果のチョコパイである。

このチョコパイは例えるのなら、かの千利休がその辺の竹を切って茶の間に飾ったことで見事に侘び寂びの精神を表現した実話と同じである。

 

 

 

 

 

*本当は直前に思い出して「あっやべ」って思ってチョコパイ買っただけです。