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襟を立てた少年

生きるのが楽しくて楽しくて仕方がない人へ

美大卒新人デザイナーの、「今の仕事を選んだ理由」

今週のお題「今の仕事を選んだ理由」

 

 

 

カーデザイナーになりたかった。

 

中学生の終わりに父に連れられて東京モーターショーを訪れた。

 

元々頭文字Dの影響から車に興味を持って、RX-7とかGTRとかS2000とかNSXとか姿形を覚えて、それから雑誌やネットで会社を調べて、ミウラとか512BBとか911とかTVRとか、とにかくスポーティーでかっこいい車が好きだった。

 

東京モーターショーでは公道を走らないようなレーシングカーや、デザイナーのスケッチブックからそのまま飛び出したようなコンセプトカーがキラキラ光って並んでいた。

それからデザイナーという仕事を意識するようになり、奥山清行というピニンファリーナで唯一仕事をした日本人を知り、カーデザイナーってかっこいいな、なりたいなと思うようになった。

 

奥山清行のスケッチを見たのはプロフェッショナルという番組中だったのだけれど、イタリアのレストランで、ナプキンにひょいひょいと線を並べて、流線型のかっこいい車をスケッチしていくのが死ぬほどかっこよくて憧れだった。

 

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陸上部の坊主刈りが美術予備校を経て美大へ

 

当時陸上部の高校生だった僕は丸刈りだったわけだけど、色々あって

陸上部をやめて高校の近くにある美術予備校に入り、デッサン・デッサン・デッサンの日々を経て一応東京五美大と呼ばれる美術大学に入学を果たした。

 

 

そこで僕は色々な出会いを経て、いくつか恋をして、それが叶ったり破れたりして、吉岡徳仁原研哉のようなミニマルなデザイン感覚に陶酔しながらも1年留年して無事卒業。

 

 

結局イベントディスプレイ系のデザイナーとして就職を果たす。

 

 

そう、東京モーターショーでカーデザイナーを夢見た少年は、

9年後、東京モーターショーをつくる仕事をしていたのだ。

 

 

 

という話を会社でするととても面白がられる。

今の仕事を選んだ理由は、

 

まずなによりインターナショナルな仕事がしたかったから

韓国人・イタリア人・ドイツ人・ポーランド人・インド人・・・うちの会社には色々な人がいて、様々な国の仕事を受けることになる。ちなみに僕は今ポーランドの案件をしてるんだけど、ポーランドって日本と時差が8時間あるので、こっちが定時で帰るころに向こうが出社するのね?なのでとにかく仕事が後手後手になるのと、修正依頼が

Dziękuję z towarzyszącym modyfikacji rysunków . Proszę sprawdzić na dokumencie towarzyszącym .

みたいな指示がメールで飛んでくるのでグーグル先生の出番だよね。

 

つくって壊して...っていうデザインに面白さを感じたから

 

これは面接でも言ったんだけど。ディスプレイとかイベントのデザインって残らないんだ。どうせ会期が終わったらバラバラにして破棄するわけだし。砂場でお城をつくってるような。あるいは花火でも打ち上げているような。

「建築をデザインして形ある自分のデザインを残したい」と思ってる人には決してわからないと思うんだけど、レゴブロックみたいに同じ場所で違うデザインを繰り返し繰り返し作り続ける作業っていうのは結構楽しいんだ。

 

 

 

 

今は仕事が面白い。面白すぎて毎日遅くまで頑張っちゃうぜ!っていうのとは全然違うけど、けっこう充実した毎日を送っている。インターナショナルなのか有給とかちゃんと取れるしね。

 

 

本当は最後にスケッチとかレンダリング図面とか載せたかったけど、「ばれる」ものばっかりで載せられなかったや。

 

 

 

人生を決めた15分 創造の1/10000

人生を決めた15分 創造の1/10000

 

 

 

僕はデザイナーになって、夢を叶えた。

さあ次の夢だ!