襟を立てた少年

生きるのが楽しくて楽しくて仕方がない人へ

田口るり子さん個展 MONO SCAPEにいってきた!



 

最初、ネットで写真を見たときは山かと思った。山と霧をモノクロで撮ったものかと思いきや、それは人の体であった。

 


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田口るり子さん個展

「MONO SCAPE」の感想

 

僕の先輩は(先輩というのもおこがましいがそれ以外の表現が思いつかぬ)ヌード写真の作品をたくさん撮っている。それで展示にお邪魔したはいいもののいつもの口下手で作品の感想を全然言えずに帰ってしまったのでここで吐き出しておく。

 

 

 

 

昔からヌード写真が苦手だった。強く抵抗があるというよりも裸の人が作品として堂々と出てくると挨拶に困ってしまう。怖い、と感じてひいてしまうところがある。僕はそれよりも青空とか原っぱとか、キラキラしたものが見たい。

 

ところが、MONO SCAPEではその名の通り風景が広がっていた。一度ヌードだとわかれば人の体だということがわかるのだが、緊張感のある画角のおかげで、人の体でありながらそれは木星の表面のであり、砂漠のようでもあり、銀河のような写真もあったし、月の洞窟のような写真もあった。

 

身体の神秘性を訴えかけてくるというより、身体の表面の多様性みたいなより視覚的でわかりやすいところをついてくるテーマだと思った。「これってどこの部分なんだろう」と思いを巡らすのも楽しいし、「人の身体ってこんなに綺麗なんだな」と一枚の写真を眺め続けるのもいい。今展示会ではモニターで写真を次々と映し出してくれるコーナーもあり、かなりのボリュームの写真を楽しむことができた。

 


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入り口そばにある連作は圧巻。バラバラに撮影したという写真群を並べると神々しい山脈のシルエットのように見えるから不思議だ。

 

僕はヌード写真が苦手だったが、今回は人肌の美しさみたいなものをすごく直感的に感じることができたと思う。モノクロ写真だったというのも要素として大きい。すごく緊張感があって一枚一枚凝視してしまうので意外とまわるのに時間がかかった。とにかく、すごくいい写真だった。

 

 


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最後にサイトの煽り文を貼っておきます

 

 

 

彼女達の身体を通して、私はいつもどこかの景色を想像します。
彼女達は圧倒的に美しく、しなかやで、雄大な世界を私に見せてくれました。
今回は、身体や物を通して見えるモノクロームの景色を楽しんでいただけたらと思います。

じっと見つめると見えてくるそれは、懐かしい景色かもしれないし、見たことがない景色かもしれない。
知っている物かもしれないし、想像もつかない物かもしれない。
見渡せば景色は何処にでもある。
目の前に、そこに、身体の中にも。

 http://www.eizo.co.jp/galleria/ginza/event/

 

 

写真展は1/28までやっているのでぜひ!


会期 2017年1月18~28日
会場 EIZOガレリア銀座 (定休日:日曜日、月曜日および祝日)
入場料 無料

 

 

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