襟を立てた少年

生きるのが楽しくて楽しくて仕方がない人へ

国際交流のイベントに参加してきたよ

 

 当方、グローバルな人材になることを夢見る日本人デザイナー。

 

英語なんて話せないし、こないだ中国人に道を尋ねられた時なんて"4つ目の信号の交差点に駅があるよ"って中国語でなんて言えばいいのかわからなくて

「イーアルサンスー、ゴー!」というパワーワードを繰り出す始末。

 

 

 

そんな僕は今、自らに試練を課すべく、

国際交流を主としたシェアハウスに住んでいる。

 

 

シェアハウスについてまず少し説明しなければならない。

このシェアハウスはオーナーとその奥さんが立ち上げた国際交流を目的とした団体によって運営されていて、都内に十数か所もシェアハウスが存在している。それぞれのシェアハウスに10人とかそのくらいの様々な国籍の若者が住んでいて(20代限定という条件がある)、毎月その系列のシェアハウスの住人たちが集まってご飯を食べたりイベントを開いたり旅行をしたり、しているらしい。

 

ここに、とにかく飛び込む。

というのが僕の些末な計画である。とにかく飛び込んでしまえば、環境が人を育てる。そのうち外人たちとも仲良くなっちゃって、「Can I get the Sho-yu?」(お醤油とってくれる?)「Why not? Here you are.」(もちろん、はいどうぞ)みたいな会話を当たり前に出来ちゃうぞ、と楽観した。しかし現実はそううまくはいかない。

 

僕がこのシェアハウスに住み始めてから3ヶ月が経ったが、都内に十数か所あるシェアハウスの中から今住んでいるここを選んだのは

・とにかく会社への通勤が楽。チャリで行ける

・屋上がある。毎朝大空の下コーヒーが飲める

・河川敷が目と鼻の先でいつでもお散歩できる

 

という3点に魅力を感じたからだ。たしかに住んでみて上記3つは十分満たされており、僕はそれなりの幸せを享受するに至ったが、このシェアハウスには"共有スペース"(リビング)がないという致命的欠陥があった。故に、僕のシェアハウス内ではすれ違うことはあっても集まることがない。つまり国際交流がない、のだ。

 

まあそんなことは最初からわかっていたわけだけど、それでもこのシェアハウスを選んだのは前述した「月一イベントに参加すればリビングなんていらねえ」という理屈があったからだ。

 

一人暮らしを始めると意外と忙しい。家具を揃えたり、家族が見学にきたり、新聞を契約したり、仕事が繁忙期に入ったり...そんなこんなで月一イベントを3つスルーしたまま1月になってしまった。これは我ながら誤算、というか失態であった。

それで、「1月のイベントに参加しなかったら死ぬ病」にかかったという自己暗示を自分に対してかけることで僕は重い腰をあげてイベントに足を運んだのである。

 

1月のイベントは「オーナー夫婦の家でご飯を食べたりゲームをしたりする」というイベントだった。参加してみてとにかく良かったのは、シェアハウス内の人の出入りが激しく、ニューカマーがとても多いということ。

だからあらかじめグループとか島みたいなのができておらず、みんなちょっと不安そうにキョロキョロしていたので安心できた。国籍は実に様々で、台湾、韓国、スウェーデン、オーストラリア、インド、などなど挙げ出せばきりがない。オーナーの家に行く道中つたない英語とつたなくない日本語を織り交ぜて外人とコミュニケーションをはかる。相変わらず英語が出来なくて自分にうんざりするが、反省するのは今ではないと肝に命じて一生懸命英語で喋った。向こうも気を使って少しゆっくりめに英語を話してくれたので意思疎通がなんとかできた。

 

みんなで色々話していく中で「そっちのシェアハウスはどう?」「あなたはどこのシェアハウスに住んでるの?」みたいな話になって、僕が「僕は○○シェアハウスだよ」だというと、みんな首をかしげた。どこそこ?という顔だった。

僕はみんなのリアクションに対して狼狽し、アヒルの子の群れの中で自らもアヒルだと主張する哀れな鳥のように自分のシェアハウスの立地と利点について滔々と語ることになるのだが、それにしてもなぜ僕のシェアハウスは認識されていなかったのか。

それは、恐らく、どうやら、僕のシェアハウスの歴代住人は代々あんまりイベントに顔を出さない出不精の巣窟だったっぽいということだった。

 

ゴルフで目的の旗に向かって真っ直ぐドライバーを振ったつもりでいて、まあ確かにボールは目的地に近づいた地点に落下して本人は満足しているが、そこはバンカーでした。みたいな結果のように思われた。

 

それから1時間後!ランチも終わり、おしゃべりタイムがあちこちで始まった頃、英語できるグループがマシンガンのようなスピードでいろんなことを話しているのをなんとなく会話に参加している風でほほえんでいる僕の姿があった!!

 

 

何か手を打たなければ!

 

そう強く思いながら...!!

 

現場からは以上です!!

 

 

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