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襟を立てた少年

生きるのが楽しくて楽しくて仕方がない人へ

僕のゾフォートを紹介します

 

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ライカからインスタントカメラが発売されたときの衝撃は今でも忘れられない。

渋谷のLOFTで突如ディスプレイされたその装置は丁寧にガラスケースの中に飾られていて、ガラス越しでもなお異様な存在感をひたすらに放っていた。その装置は不思議と僕にフィアット500を想起させた。

 

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(ヨーロッパの車のカラーリングってどうしてこんなに素敵なんだろう。)

 

ゾフォートは特別なインスタントカメラではない。要はチェキだ。おしゃれなチェキだ。毎回10枚入りのフィルムを詰めないと撮影できないし、電池切れも気にしなくちゃいけない。ファインダーも昔ながらのレンジファインダーだから視野角のズレも承知しなくちゃいけない。撮ったものを画面で確認して選んだものを印刷、なんてことも当然できない。できなくていい。僕はゾフォートにそういうものを求めているわけではない。まずは、とにかくこのドイツデザインの素晴らしいインスタントカメラの造形に拍手を送らなければならない。

 

 

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ゾフォートはインスタントカメラだ。シャッターを切ればその瞬間に絵が出てくる。

どうしてこれをしつこく言うのかといえば渋谷のロフトで高校生たちが「なにこれ!撮ったらすぐ写真が出てくるんだって!すごい!」と大盛り上がりしていたからだ。

最近の子にとってはインスタントカメラは過去の産物などではなくむしろ「最新のガジェット」という認識みたいだ。

 

インスタントカメラは僕の中の葛藤を一気に晴らしてくれた。

☆写真は印刷しないと意味がない

☆撮ったら結果を早く見たい

最近は僕も写真はデジタルで見て済ませてしまうことが増えた。情報としての写真がとても多い。でも僕はゾフォートを手にしてから情報だけでなく、心が捉えた風景を集める行為としての写真に再び魅了されることになった。

 

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ゾフォートを取り出す。友人たちが「なにそれ!」と興味を持つ。

ある程度説明してから撮ってみせる。いい笑顔が撮れる。友人にプレゼントするなら2枚撮ってもいいし、違うアングルや違うポーズで撮影するのも面白い。いつか自分の友人を全員写真に納めて、一冊の本にできたらどんなに素敵だろうと思う。今の僕の密かな夢だ。

 

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カメラケースは純正のゾフォートケースを使用している。

色は最初は黒が良かったんだけど、最終的にブラウンになった。これをつけたまま首から下げて歩いてもいいし、このままカバンにいれてしまってもいい。

僕は外を歩くならケースから外して歩きたいかな。本当に素敵な見た目のカメラなので外に出しておかないともったいないと感じてしまうのだ。

 

 

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ほどなくして「撮った写真をどう保管すればいいのかわからない」問題が浮上した。

そこで僕はインスタント用のアルバムを購入した。いつも見ている写真アルバムの半分以下のサイズで、小型絵本のようで見た目が可愛らしい。可愛らしいなかでも色をブラックにしたのでメリハリがあって高級感が感じられる。

 

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もちろん写真はどこかに飾ろうが人にプレゼントしようがアルバムにしまおうが自由なので、僕はたまに手帳に貼るようにしている。インスタント写真を手帳に貼ると記憶と再現させる力がとても強くて驚く。それを一枚貼っているだけでその日いちにちを思い出してしまうような。インスタントカメラには不思議な力がある。

 

 

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アルバムの中はこんな感じ。モノクロのフィルムがあったのでそれを購入して使ってみた。インスタントカメラのモノクロ写真はさすがに初めて見たのでとても新鮮だった。写真が小さくて、白い枠に挟まれていて、かつ色も制限されると表現の幅は思い切り狭まるのかと思えばむしろ逆だった。こうやって制限されることでむしろ余計に見るものの意欲を掻き立てる。そんな気すらした。

 

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インスタントカメラのアルバムは見ているだけで楽しい。

その場で撮ったものがそのまま出て来たというのがわかっているだけに写真を見ているとその場の空気が漏れてくるようだ。

 

 

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インスタントカメラを楽しむコツは間違いなく「撮ることを惜しまない」ことだと思う。まあこれはデジタルカメラだろうとフィルムカメラだろうと言えることだと思うけれど。また次の休み、このゾフォートを首から下げてどこに行くのか、今から計画するだけでもとても楽しい。

 

 

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