襟を立てた少年

生きるのが楽しくて楽しくて仕方がない人へ

本日の同居外国人との英会話

 

22時、残業を終えて家に帰る。

すると家の前で英国人が煙草をふかしている。

うちのシェアハウスに住んでいる同居人である。

 

「お疲れ」と日本語で声をかけると向こうも手を上げてそれに応じる。

これ以降英語

 

『家には入れない』と英国人が言う。

『えっ鍵忘れたの?』と訊ねると

『玄関にゴキブリがいる』と言う。

スプレーないの?と訊ねると部屋にあると言う。

本当は殺虫剤と言いたかったけど殺虫剤なんて高等な英単語を僕は知らない。

(あとで調べたらincecticideだった。明日には忘れてるだろうなー)

 

イングランドにはゴキブリなんていないからな。と彼が言った。

シーズンだから仕方がないよ、と言うと

『去年なんてひどかった。枕元にあるコップの水をごきぶりが飲んでて。』

『まじかよ』(シリアスリーと言えばまじかよってなると思う)

『それで見つけたら顔に飛びついて来た。あれは最悪だった。本当に最悪だった』

 

気の毒だなぁと思った。『本当はゴキブリホイホイを家じゅうに置けばいいんだけどね。あれはいいよね。殺さずに済むし。』と彼は言ってまた煙草を吸った。

 

確かにねー。じゃあ見つけたら殺しておくよ。と言って彼と別れて僕はさっさと家に入った。そしたらいた。目の前に。お前か。

サイズは"下の上"くらい。僕はまあ、普通にゴキブリが苦手な人間だけれど、中の中くらいまでなら殺すことができるので殺すことにした。あ、でも叩いて殺すことはできないんだ。なんか中身とかビャーッて出たら嫌だなって思うと叩けない。

ゴキブリを跨いで玄関を通り、自分の部屋に入る。"incecticide"をとって、あとチリトリと箒をとって玄関に戻る。そしたらゴキブリがいなくなっていた。

 

そうそう、いなくなるんだよねー殺そうとすると。

あれって間違いなく僕が殺しに戻るのを感じ取って逃げてるんだよね。こういうこと結構ある。結局キョロキョロしたけどゴキブリは見つからず。

ゴキブリって1匹いたら30匹いるって本当なのかな。信憑性以前にすごい誰でも知ってることだよね。僕は30匹もゴキブリがいる家を想像してゾッとする。

 

いないものは仕方がないので虚しくスプレーやら箒やらを持って部屋に戻って、「あーじゃあこれブログにするか。」って思ってパソコンを開いた。

英国人は家に入ってこない。つまりまだ家の前にいるんだな。かわいそうに。

 

 

 

 

 

あ、今玄関が開いたわ。

それでバタバターって走って自室に戻っていった。