襟を立てた少年

生きるのが楽しくて楽しくて仕方がない人へ

仕事に夢中じゃないとダメですか?

 

前に会社説明会をした時のこと。

デザイナー志望の学生を集めて、「我が社の先輩デザイナーはこんな仕事をしていますよ」という紹介をするような内容だった。それで、その時に喋るデザイナー3人が呼び出されて、うち1人が僕だったのだ。

 

それで、事前に自分の今までの仕事の紹介、自分の仕事に対する姿勢みたいなことをパワーポイント2枚でまとめてきて、という宿題を出されたのだ。そしたら先輩デザイナーが頭を抱えて「これは持ち帰って作らないと間に合わないですね....。」みたいなことを仰ったのですごくびっくりした。という話。

僕がてっきり、1時間くらいでサクッと作って終わりだろうと最初から踏んでいたので「そんなに悩んで時間かけるものなのかこれ!」という衝撃があったのと、「僕は愛社精神のようなものが足りない、反社会的ならぬ反会社的因子なのではないか」とひどく不安になった。

 

いやまって、え、だってだって、1時間で終わるよね。まず自己紹介を書いて、去年やったあの仕事について話すことにして、そのやりがいはこうで、プロセスはこうで、難しかったところや達成感を感じた瞬間をわかりやすく書いて、でそのための写真を用意して...やっぱり1時間で終わるわ...。というか1時間以上かけられないわ..。

 

それってすなわち、僕が僕の仕事について1時間以上語ることができないということを意味しているのではないか。それってどうなんだ..あんまり褒められるようなことじゃない気がする。でも逆にあれか。例えば農家の方がいたとして、彼が自分の仕事について語ったとして、「すごくこの仕事はやりがいがあって、こだわればキリがないくらい奥が深い仕事です。例えば農薬一つ取っても、認可されているものとそうでないものがあり、また自然へのダメージを配慮した場合....なんとかかんとか....出荷する野菜の数を調整するのも最近はパソコンを使ってデータ管理していて、その年の気候変動に応じて.....どうたら.....また仕事を受け継ぐ若者不足も近年深刻化しており、農業系大学のインターンシップと連携して行くことで私どもも.......(続く)」みたいに延々と喋る人もいそうじゃないですか。

でも逆に、「農業なんて耕して、刈り取って、日が暮れたら酒を飲むんだ」って吐き捨てておしまいにしちゃう人の方が清々しいっていうか、本物っぽい気がする。あれー、これって全然違う話かなぁ。ミスチルで例えるなら「ステッカーにして貼られた本物の印だけど そう主張している方がニセモノに見える」って感じか??

 

 

「僕は仕事と一定の距離を取ってる。」っていう仮説が一つのポイントかな。

熱く語るほどのことじゃないでしょ、って冷めてるヤツみたいな。嫌なヤツだなぁ。ハイキュー!で例えるなら初期の月島みたいな感じだな。「たかが部活」ってぶう垂れてるヤツみたいなね。

 

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となるとあれか。僕は自分が無我夢中になれる仕事に出会えてないってことなのかなぁ。あるいは、どんな仕事につこうが、一定の距離を取って「まあそんなもんだね」って客観視しちゃうような冷めた人間なのか。

そこの判断は....今のところわからないや。

 

 

一応、誇りを持って一生懸命仕事しております!ほんとだよ!

 

 

おしまい