襟を立てた少年

生きるのが楽しくて楽しくて仕方がない人へ

脱スマホとかいうパワーワード(前編)

 

最近みた単語の中でも非常に気に入っている言葉を紹介したい。

「脱スマホ」だ。

 

 

 

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僕はこのパワーワードについて、意味性については後編に譲るとして、まず言葉としての音の響きについて思索したい。

 

 

 

 

そもそも、「スマホ」っていうのがすごく吸引力のある言葉だ。

 

世界中の人が一日中夢中になる未来を予測していたかのような音の響きを持つ言葉だ。

 

 

「すま」という音にはsmartとあるようにスタイリッシュで無駄を削いだようなニュアンスを感じる。

「済ます」「スマップ」「スマッシュ」「澄まし顔」など。

 

謝るにしても「ごめん」はg音から始まって重厚な感じがあるが、「すまん」はもっと軽快なイメジが感じられる。

 

 

 

 

 

 

 

さらに重要なのは続く「ほ」の音で、「ほ」で終わる言葉はどこか含みがあるような、あるいは余裕があるというか、穏やかで懐のあるイメージがつく。

 

人の名前でも「あきほ」「しほ」「みほ」「かずほ」と聞くとゆとりがあるような優しいイメージを感じないか。単語で考えても「あほ」「アイダホ」「きょうほ」「いなほ」とどこかふんわりとした、もくもくした雲を思わせるような音が並ぶ。

 

ゴッホ」にしても「ゴッゲン」とか「ゴーゴン」とかだったらまたイメージが全然違うと思う。

 

 

 

 

以上が合わさった音、それが「スマホ」だ。

 

 

これに脱「だつ」が加わる。

口語的な日本語であれば「つ」はほとんど発音しない。舌を触れさせる程度には発音しているが音としてきちんと踏まえることは少ないと思う。「だつ」にはd音のあとに一拍置くことで力を溜めたり前進する力を一時的に止めているようなニュアンスを感じる。「ダッシュ」なんてまさにそうだし、「だったい」「だっかい」「ダッカ」などが続き、「脱サラ」なんてすごい。「やめてやる!」というみなぎるような「だつ」のあとに「さら」とまとわりつくものを振りほどいたような自由さがある言葉だ。

 

 

ちなみに言葉遊びついでに「ガラケー」に触れるなら、前半の「ガラ」にはどこか古いアジア民族的な、ジャラジャラした装飾のイメージがつきまとう。「ガラガラ」「がら空き」「ガラス」など。地方のスーパーの抽選で使われる抽選の道具も「ガラガラ」なんて言われたりする。僕にとって「ガラ」は古き良き時代の言葉だ。

そのあとに「ケー」が来るが、音が伸びて最後は「エー」の音になるため「け」の影響はあまり受けない。どちらかというと「け」は手前の「ガラ」にかかってg音とk音で「ガラ」をより強調している。

 

「エー」のニュアンスについては説明が少し難しいが、「そういうもの」という印象を受ける。専門用語というか、カタカナ言葉で、とにかくそういう言葉だから覚えといて、というイメージだ。「リレー」「レゲエ」「ノルウェー」「モバゲー」など。

 

 

ちょっと横道にそれたけど、音として「脱スマホ」には魅力があり、また音の観点から見ても「脱スマホ」がトレンドになりうる可能性を示唆していると考えている。

意味性についてはまた後編で述べる。

 

なおこのブログでは「後編で述べる」といったまま永遠に後編が公開されないことがあるのでしれっと全く関係ない記事が更新され始めたら「あいつ力つきやがった」とか「頑張れ」とか声をかけてください。

 

 

おしまい