襟を立てた少年

生きるのが楽しくて楽しくて仕方がない人へ

【ベトナムバックパック3日目】フーコック島

 

6時に目が覚めた。

ああ寝れたのか俺.....!!よかったぁ..。

 

 

 

 

 

 

冷房がないこんな部屋でも眠れるものだなと我ながら感心する。

外は晴れているみたいでキラキラした日光が外から差し込んできている。

 

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どれどれと外に出る。昨日は夜チェックインしたので景色が全然わからなかったので改めて見るとこういうところに泊まっていたのだとわかる。自分が眠ろうとしていたハンモックはこんな感じ。

 

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あ犬だ

 

 

 

 

 

 

おいでーチッチッチッ

 

 

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普通に来た。フーコック島は野良猫もいるが野良犬がとても多い。

島民に愛されているのかは皆目見当つかないが、野たれ死んでいるのは見なかったのでみんなで餌をやっているのかもしれない。

 犬を撫でる。すまんな。餌はないんだ。おれが欲しいくらいなんだよね。

君は資本主義と社会主義どっちが好きだい?と話しかけるとどこかへ行ってしまった。

 

そうだ、ここは徒歩1分でビーチなのだと思い出して出発する。

 

 

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おおー!

ベトナム旅行初めての海にテンションが上がる。ビーチは誰もいなくて、ここまで誰もいないと世界で自分以外が滅んでしまったような気持ちになる。が、実際には滅んでいないのである。朝会社のメールを確認したらあれこれ案件が動いていて大変そうだった。うち1つについては休んでるって言ってるのに寸法が欲しいという連絡があって、サイゴンで使ってたマスクにサインペンで図面を書いてメールで送った。

 

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しばらく椅子に座ってビーチを眺めているとどこからともなくハイテンションのお兄さんが現れた。

ハローハロー!と話しかけてくる。物売りでもタクシー屋でもないベトナム人から話しかけられたのは初めてだったので警戒を解いて普通に応対する。以降英語。

 

ハロー

旅行かい?

そうだよ

どこから来た。何人?

何人だと思う?

うーん。日本人

正解!よくわかったね。

いやあわかるよ

君はこの島に住んでるの?

そうだよ。あっちのレストランで働いてる。君は仕事は?

デザイナーだよ。

ふうん。

 

みたいな会話だった。

通り一遍話を聞くと飽きてしまったらしくそのままどこかへ言ってしまった。

僕も行くか。朝ごはんを食べに。

 

 

800円の安宿に朝食サービスはない。

ビーチとは逆の方へ歩いて行くと大通りに出る。

昨日歩き続けた、バイクがめっちゃ走ってる悪路だ。

 

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あちこち工事していて、また綺麗なホテルをまさに建てている途中みたいなところもあったからまだまだ発展途中なのかもしれない。確かベトナム政府が2015年までに120万人の観光客をフーコック島に誘致すると言っていたプランがあったはずだが、若干予定がずれ込んでいるのかもしれない。

 

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なんていうか、こういう電柱とか、建設現場とか、売店で退屈そうにしている現地の子供とかを見るのが好きなんだよな。

 

 

 

バックパックしても観光名所とかあげく特産品も興味なくて、周りからはじゃあ旅行に行く意味ないじゃんって揶揄されたりするんだけど、僕は近くのスーパーマーケットを見て回ったり、道端で老人同士がチェスみたいな将棋みたいなゲームをしているのを覗くのが好きなのだ。そのために海外に繰り出していると言ってもいい。僕は、その国の生活を見たい。住人の目線の文化を知りたいのだ。

 

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ちょっと歩くと他のベトナム人が朝食をとっている店があったのでそこにする。

気取った綺麗な店に入るのはちょっと違う気がするし、誰も入ってない店で食事をする勇気もない。

日本のスーパーの特売品コーナーにいるような小太りのおばさんが出て来てメニューをくれる。

どれどれと開いて見るがベトナム語しか書いておらず、写真もない。どうしたものか。

俺どうしたらいいんでしょうねみたいなことをおばさんに言うとウェットオアドライ?ときかれる。

いい質問ですね。ウェットだとフォーみつぃなスープ系が出て来て、ドライだとライス系が出てくるわけだ。まだライス系を食べてないのでドライを頼む。オーケーといっておばさんが厨房に入る。厨房と言っても目の前のちょっと土間みたいになってるところなので何やってるか丸見えなんですけどね。

 

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見ると女の子が店の手伝いをしている。12歳くらいに見える。

食器を洗ったり店のレシートを整理したり、なかなかよく働いている。考えて見るとサイゴンでも子供はよく働いていた。不当に働かされているようなのは見たことがなくて、自分の家を手伝っている感じだった。子供の方がよく英語ができて助かる。親が熱心に英語を学ばせているのかもしれない。

 

机の上にハエがたくさん止まっている。ふうっと息を吹き付けて追い払う。

そのうち朝食がやって来た。あ、コーラもください。と言うと缶コーラにストローをつけて出してくれた。こっちではコーラが50円くらい。

 

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朝食はこんな感じ。チャーハンに近い。

コメがすごくドライでパサパサしている。結構うまい。

 

 

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見るからに辛そうな奴が付いてくる。

ちょっと箸でつまんで食べて見たら死ぬほど辛かった。

 

 

 

 

朝食を食べてから無人ドミトリーに戻る。

こっちではチェックアウトは12:00と決まっている。午前中までに腰を据えて今日の宿を探さなければならない。フーコック島に2泊する時点でこの宿を2泊分予約しておくことも無論できたがそれをすると今回みたいによくない宿だった場合に取り返しがつかない。

 

トリップアドバイザー(世界中の旅行者の必須アプリ)で宿を絞って検索する。

今回の宿を取るときは1000円以内の宿で検索して見たが今回は3000円以内で...。

 

するとプール付きの個室でビーチから遠くないホテルを発見した。

2800円。くーー個人的には高いが昨晩あまりにもしんどかったしここにしよう!

 

 

それから無人ドミトリーを出て次のホテルへ徒歩で移動する。2.3kmだから歩けば着くだろう。

受付でパスポートを返してもらう。受付嬢は美人で親切なんだよなぁ。立地が悪いだけなのかなぁ。あでも昨日書き忘れてたけどここのドミトリー、窓が閉まらない上に網戸がなくて、おまけにドミトリーの玄関の鍵も壊れてて鍵が開いたまま寝たんだった。

やっぱだめだここ!トリップアドバイザーで低評価にしておこう。

 

 

 初日と2日目で両方アンダー1000円の宿に泊まっていたので3000円級のホテルがどれほどのものなのかかなり楽しみだった。ホテルについて受付をする。受付の背壁には時計が3つついていて、モスクワ、ロンドン、ニューヨークの時間が示されていた。

 

 

 

 

 

アイハブリザベーションと言うとスタッフがかしこまりました、少々お待ちくださいと言って若干焦った様子で紙をあさり始める。そりゃそうだよ...予約したの2時間前だもん.....ごめんよ。

 

 

 

結局スタッフがパソコンで僕の予約を発見してこと無きを得る。それから部屋に案内してもらう。

部屋のドアの前で待たされる。しばらくすると部屋から別の清掃員らしき男が出てくる。額に汗をかいている。ひょっとしたら僕が急に当日予約を入れたことによって速攻で部屋を準備したのかもしれない。申し訳ねえ!

 

 

 

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部屋はむちゃくちゃ広かった。

ベッドには綺麗に丸められたタオルとその上には花が添えられており、壁には24インチのテレビがついていた。クーラーがよく効いていて体から出た汗がみるみるうちに乾いていく。トイレとシャワーの別室を覗くと高級ホテルみたいに石の張り合わせになっていて非常に清潔だった。2800円すげえ....と思わずつぶやく。

 

部屋を案内してくれた男性スタッフが日本から来たんですか?と英語で聞いてくる。

そうですと答えると彼は日本語勉強してるんですよと英語で言った後に日本語で『ちょっとだけですけど』と言った。その発音があまりに綺麗だったので本当に驚いて思わず日本語で大絶賛してしまった。

彼ははにかんで笑ったのみで、あとは全部英語だった。彼が本気を出した時にどれだけの日本語力を発揮するのかは謎だったが、あのときの『ちょっとだけですけど』はネイティブレベルで電話口でも日本人だと思うほどだと思った。

 

テラスからの眺めもいいですよと言われてテラスに出ると中央にプールが見える。

 

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うおお.....まじか...。すごすぎる。

ここから快適に部屋でくつろいだ。

 

 

 

それからまた店をあれこれ冷やかしたりビーチをずっと散策したり。

ビーチは20kmあるから歩いても延々と歩き続けられる。

 

 

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次第に日が暮れてきた。

ここでは夕焼けから日が落ちるまでがやたら早く感じられる。昨日も燃えるような夕焼けを一瞬見たがとにかくホテルを探すのに必死で全然見れなかったのだ。ビーチについてからは完全に夜になってたしね。

 

 

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夕焼けが始まった。

この写真すごいベトナムって感じがする。フィリピンでもマレーシアでもなくベトナム

熱気とバイクの国だ。

 

 

 

そして空がゆっくりと橙色に染まっていったとき、僕はその美しさに思わず息を飲んだー。

 

 

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ぽっかりと浮かぶ雲に夕焼けが覆いかぶさって、さらに漏れる光が海を照らした。

ジグゾーパズルみたいな景色だった。

 

 

僕は何も言わずにビーチに立ち尽くして、ずっとずっとそれを眺めていた。

こんな景色、日本でも特定のポイントに行けば見れるものなのかもしれない。海と太陽があれば簡単に作れる景色なのかもしれない。

 

それでもこの景色はすごく、自分で手に入れた感触がした。

この光をここから見ているのは僕1人で、僕は飛行機とバイクとタクシーと徒歩を使って、自分で決めて、自分で選んで、自力でここまできたのだ。それがすごく誇らしく、達成感と満足感があり、とにかく嬉しかった。

 

 

ここまできて良かった、と思った。

 

 

 

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