襟を立てた少年

まだ間に合う 世界は素晴らしい

人に本を貸してみる

 

人に本を貸す

 

会社の人と本の話になって、「ミステリーが好きなんです」と言っていたので是非森博嗣の「すべてがFになる」を読んで欲しくなって今日貸してみた。

 

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本って、特に文庫本はそうなんだけどそのまま鞄に入れるとページが折れたり表紙がスレて傷がついたりしてよくない。だから僕は大抵本をポーチみたいなものにいれて、ジッパーを閉めて持ち運ぶようにしている。今日はそのポーチごと本を貸した。

 

 

それは「私は本を大切にしていますよ」とか「私はこの本に思い入れがありますよ」というメッセージだ。もちろん本を大切にできないような人にはそもそも本は貸さないのだけれど。(高校の時BUMPのCDを友人に貸したらプラスチックのケースが傷だらけになって返ってきて"人にものを貸す時は相手を選べ"ということを学んだ)

 

 

andy0330.hatenablog.com

 

 

そもそも僕は以前「人に本は貸さない」という記事を書いた事がある。

でも4年も前のことだし、4年あれば小学生だって高校生になる訳で、ちょっとくらい意見が翻った文章を書いてもバチは当たるまいと思っている。

 

 

異なる解釈に期待する。

 

 

新しい映画を観た後で、意見を交換する楽しさがある。

自分はこう感じた。でも他の人はどう受け取っただろう?

 

もちろん作品に対しての自分の想いがあって、それを人の意見で壊されると癪に触る。

マイワールドに踏み込んで欲しくないというか。その考え方も理解できるけれど。

 

新しい発見もある。

自分より詳しい人の話を聞くと「実はこれって別の作品のオマージュで...」とか「ちょうど作者がこの時期こうだったからこういう影響があって」というお話を聞くことができるし、初心者の感想を聞いても「初心者だとそういう捉え方があるのか!」という驚きがある。

 

 

人に本を貸す時、僕は密かにそれを期待する。

ひょっとしたら駄目かもしれない。

1ヶ月も経って「え?笑 いや全然読んでないっすよ!」なんて言われてしまうかもしれない。でも貸したのはこちらの方だから、責めることはできない。(貸してと懇願されたら別だけれど)あくまで読んで"戴く"のはこちらだからだ。

 

 

それでも期待してみる。

相手を選んで、期待しすぎずに期待してみる。

 

 

それが人に本を貸す時のコツなのかなと今は思う。

 

 

 

すべてがFになる (講談社文庫)

すべてがFになる (講談社文庫)

 

 

おしまい