襟を立てた少年

まだ間に合う 世界は素晴らしい

短歌の作り方 「アダルトビデオ」をテーマに短歌を作りました

今週のお題「雨の日の過ごし方」

 

 

雨の日だと遊びに行けず持て余す人も多いのではないかと思う。

 

 

そんな人におすすめなのが短歌。

道具がなくてもすぐ始められるし、とても文化的な趣味だ。

 

 

飲み会などで「休みの日に何をしているんですか?」という定番の質問をされたら

「雨の日だと短歌を詠んでますね」と答えれば好感度アップ間違いなし。文化人アピールが出来る。

 

最近は現代短歌なんて言って、新しい短歌や詩集が発売されていて、

勇気を出して買って見るとなかなか面白い。

 

僕もそれに習ってたまに短歌を詠んだりする。

 

 

 

 

 

 

 

今回はこんな短歌を詠んだ。

 

パソコンに 知らないAV 残ってる

インフル初日に 買ったやつだ

 

 

これは「アダルトビデオ」をテーマに詠んだ詩なのだけれど、

こう言うのをパッとみせられると適当にさらっと詠んだのだと勘違いされることが多い。でもそうではなくて、料理を食べるのは簡単だけど作るのは大変なのと同じくして、詩を作るのも手間がかかるのである。

 

今回は僕がこの詩「知らないAV」を作り上げるまでのプロセスを根絶丁寧に紹介したいと思う。

 

 

まず、自分の身に本当に起きた事件

 

「身に覚えのない自分の趣味とはかけ離れたコアなAVがパソコンに入っていて、購入履歴を調べるとインフルエンザのときに朦朧としながら買ったやつだった」

 

これを題材にして短歌を作る。

短歌は57577のリズムに言葉を載せなければならない。

本物の詩人であれば息をするように57577になるんだろうが、

我々のような一般人は頑張って言葉を加工して行かなければならない。

 

 

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まず伝えたい言葉を5か7に加工しながら

言葉の順番を検討する。

 

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粘りながら言葉を選定するが7文字の言葉が多すぎて

短歌に載せられそうもない。

 

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一度文字数を無視して短歌の形を意識しつつ言葉を並べる。

その後で5文字にしなければならない言葉を他の語彙に変換する。

例えば「アダルトビデオ」は7文字だが「AV」は4文字だ。

「インフルエンザ」は7文字で「インフル」だと4文字で済む。

語彙の削減である。その引き算が短歌の醍醐味であり、楽しみだ。

 

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オチがまとまった。

接続詞が余ってしまった場合は

余った文字を次の行に回すと綺麗に収まったりする。

 

インフル初日に→8文字

買ったやつだ→6文字

 

インフル初日→7文字

に買ったやつだ→7文字

 

「しょにち」は4文字扱いしてもいいし、3文字扱いしてもいい。

同様に「買った」も3文字扱いでも2文字扱いでも出来る。ただし短歌として詠んだ時の音の流れは意識するように配慮する。

 

 

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完成したのがこちらの詩だ。

発想から完成まで10分くらい。

 

最初から見てもらうとわかると思うけど

たくさんの「本当はもっと言いたかった」を犠牲にしていることがわかる。

 

その言いたかったことを、言わないことによって、匂わせる。

背後にある言葉の気配を見つけさせる。

そう言う作業が詩人と読者との静かなやり取りで、僕は読者の時はそう言う部分を楽しんでいる。

 

 

 

 

 

みんなも短歌を作ってみよう!

 

 

おしまい