襟を立てた少年

まだ間に合う 世界は素晴らしい

友達のことをすごいと思ったら 「お前すげえじゃん!」ってちゃんと言うと相手は喜ぶよ!と言う話

 

友達のことをすごいと思ったら

「お前すげえじゃん!」ってちゃんと言うと

相手が喜ぶよって言う話をします。

 

ほとんど、僕の個人的な体験を通して。

 

 

 

 

 

僕の友人さなっぺは大学時代の同級生だが、

大学時代は接点が少なく、あまり話したことのない

「同級生」止まりであった。

でも大学を卒業してから何かと絡むことが増えて、

今は大変仲良くやっている。

 

 

趣味が合う。

 

 

そして何かと競うことになってしまう。

何の巡り合わせなんだろう。

 

自転車競技になればレースで抜かし合いになるし、

写真撮影になればどっちが上手く撮れるかの勝負になる。

アニメのイラストを描いて競うこともあるし、

ポケモンカードですら真剣勝負になり、

そして大抵は僕が負けた。

もちろん二人とも楽しんでやっているので

雰囲気は大変に良好だ。でも。

 

 

 

敵わん。こいつには勝てない。

同い年で、同じ大学を出て、いつも勝負事になるのに、僅差になったりしつつ

こいつには勝てない。いつもそう思っていた。

 

でも多分、僕が一方的にそう思ってただけだったのだ。

 

 

 

客観的に見れば、

あるいは僕たちはイーブンだった。

 

自転車競技は、さなっぺの方が体格もいいし、筋力もあるから

直線や平坦のスプリント勝負なら絶対敵わない。でも坂道なら

僕のほうが体重が軽いから十分に分がある。

実際、打ち負かしたこともあった。

 

 

写真撮影も、動かない静物撮りや風景写真ならさなっぺの方が上手い。

でも、人物撮影だったら、僕は一応仕事としてやっていたこともあったので

おそらく僕の方が上手いだろう。

 

 

だから、本当は、勝ったり負けたりしながら

僕たちはやってきたつもりだ。

 

なのに、どうして僕は今まで全体的に「負け越し」な気分でいたんだろう。

僕が謙虚なのか?そう言うことではない。

 

 

今日知って驚いたこと。

 

僕は2016年に合同作品展を開いたことがある。

「日曜日のパレード」と言うタイトルで、尊敬する先輩方と一緒に作り上げた忘れられない展示会だった。僕はそこで写真展示をした。

さなっぺは僕の作品展にわざわざ足を運んできてくれてとても嬉しかった。

 

何が今日知って驚いたかって、

さなっぺはその時、僕の撮った写真を見て「こいつはすげえや!」と驚いたのだそうだ。あまつさえ、人物の撮影を見て「すごい」と思ってくれたらしい。

僕がそれを直接さなっぺに聞いたのは2年もの月日が経ってからだった。

いや、今になっても聞くことが出来て本当によかった。

 

 

ライバル...と言うと実に青臭いが、

そいつにもし、「すげえじゃん!」と褒めて貰えたらすごく嬉しい。

あるいは、僕自身、そうありたいと思う。

 

自転車もお絵かきも写真撮影も本来、勝負事ではない。

楽しんだもの勝ちといえばその通りかもしれない。

 

でも、同じようなレベルの友人と続けていけば必ず「負けたなぁ」とか

「こいつの方が今のは良かったな」と歯軋りする場面が必ずやってくると思うのだ。

その時に!「お前すげえじゃん!」とか、「今のお前のこう言うとこ、好きだな!俺もそう言う風にやりたい、どうすればいいの!」とか。

もしそう言うのも、確かにスゲー恥ずかしいんだけど、言い合うことができたら。

 

アメリカ人がオーバーな仕草で驚いたり呆れたりするみたいに、

きちんと、馬鹿丁寧に気持ちを「伝えてあげる」ことが出来たなら!

僕たちはもっと相互的に自分を高めていけるのではないか、と思った。

 

もちろんいつもいつも漫画のようなオーバーアクションをするぜ、と言っているのではない。「この人のこういうところ、いいな」みたいに思ったら、伝えるチャンスだ。

それ、ちょっと恥ずかしいし照れ臭いけど、伝えたら、すげえ嬉しいし。

 

それで自信が生まれて、もっと良いものをアウトプットできるかもしれないじゃん。

そして、そうやって照れ臭く伝えたことは、きっと自分にも返ってくる。

「あいつまっすぐ褒めてくれたな...」と思ったら、返すことを思いつくはずだ。

 

そう言う連鎖に期待しよう。

 

まだまだ、僕たちには言葉にして相手に伝えるべきことが

いっぱいいっぱい、あるはずなんだ!

 

 

 

おしまい