襟を立てた少年

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【持ち物】BRAUNの腕時計

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BRAUNの時計はかれこれ5年くらい使っている。

 恐ろしくシンプルなのでいくら使っても飽きがこない所が気に入っている。

 

安価なケースなのにチープさを感じさせない、絶妙なサイズ感のケースと、その中で踊るAdobeのソフトで引いた直線のような針。シンプルで、それなのに主張があって、見映えがして、同時に奥ゆかしくて、つまりこの時計はオシャレだ。

 

 

購入当初は大学生で、「BRAUNってドイツの髭剃りメーカーでしょ?」くらいの認識しかなかったし、「ドイツのプロダクトは堅実に作られていて絶対に壊れないらしい」と言う謎のバイアスが掛かっていたので(実際には様々なドイツ製品があらゆるシチュエーションにおいて壊れる)、とにかく様々な偏見を持ったままこの時計の購入に踏み切った。この時計は壊れたことがない。

 

 

デザイナーを目指す大学生だった僕はデザイナーっぽい時計が欲しかった。

デザイナーはロレックスみたいなシルバーのゴツゴツした時計をつけたりはしない。Gショックもしない。もっとこう、一癖あってオシャレで、でもそれをひけらかさないような時計をしている。などとこれまた何の根拠もない偏見を持っていた。そう言うわけでデザイナーらしい時計を探すために LOFT渋谷店に駆け込みこれを購入した。

 

実際僕はこの時計をつけたまま美術大学を卒業してデザイン会社に入ったため、この時計は僕が学生からデザイナーになるまでの時間を刻んできたことになる。まあ、実際デザイナーになってみたら皆好きな時計してるし、そもそも時計をしていないデザイナーなんて山ほどいたわけだけど。

BRAUNの時計をしているデザイナーは僕の他に1人しか見たことがないが、ロレックスをしてるデザイナーはついぞ見たことがない。

 

 

 

冒頭で僕のBRAUNは壊れたことがないと書いたけれど、ベルトはボロボロになって1度交換している。だから写真のベルトは純正のものではない。純正のはもっと薄くてペラっとしている。どちらがいいかは好みだと思うけど純正は劣化が早いと思う。

 

 

 

この時計は突っ込まれることが少ない。

時計って言うのが男性の趣味として上位にあり、話題に上りやすいアイテムであることを踏まえると、時計の役割の1つを担えていないと言えるのかもしれない。あるいは、時計は時間を測るものなので、それ以外のところで出しゃばるべきではない、とでも言ってみればデザイナーらしいだろうか?

 

だいたい、時計について何か言われる時に、その時計がよほどの有名ブランドだったり高級品だったりしない限りは、その時計が腕に対して「目立って」しまっているわけで、つまるところ自分の身体から「浮いてしまっている」と言う考え方はできないだろうか?

 

このBRAUNは僕の社会的肩書きが変わる前から僕の腕にしがみついていて、それゆえに僕の身体に馴染んでマッチしたんだ、とか。

 

つらつらと好きなことを書いたが僕とBRAUNの時計について考えていることはこんな感じだ。飲みの席で「その時計について教えてよ」なんて言われたら、きっとこんなことを喋るのだろう。

 

 

 

 

 

 

残念だけど今アマゾンで手に入るBRAUNの時計は

デザインが新しくなっている。